『自分には個性がない』
『自分の価値が見出せない』
『フリーランスなど個人で勝負したい』
という風に思ってる方いらっしゃると思います。
ということで本記事では、
【自分をブランド化】スタバ元CEOに習うパーソナルブランディング
という内容をお伝えいたします。
本記事の内容は、
スターバックスコーヒージャパン元CEOの岩田松雄さん
の著書である
『ブランド~元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得~』
を参考にしています。
今回の記事を読むことで、
- パーソナルブランディングとは何か?
- 「自分ブランド」を構築するメリット
- 「自分ブランド」を構築する方法
を知ることができ、
そして、実践することで、
他者を惹きつける、自分だけの価値を世の中に提供できる人
に大きく近づくことができます。
それでは、確認していきましょう。
パーソナルブランディングとは何か?
パーソナルブランディングとは、
自分のミッションを世の中に発信し、認知のされ方を管理すること
です。
つまり、
他人から見た自分がどのように見えているか、
ということです。
※ミッションとは?
『そもそもミッションとは?』という風に思っている方もいらっしゃると思います。
そう思っている方には、先にこちらの記事を読んでから読み進めることをおすすめいたします。
個人におけるミッションとブランドのそれぞれを一言で表すと、
- ミッション:自分の人生で果たすべき目的・役割
- ブランド:他人から見た自分
なのです。
「自分ブランド」を構築するメリット
「自分ブランド」を構築するメリットは以下の3つです。
- 他人を惹きつける人になれる。
- 他者との差別化を図ることができる。
- 自分の価値を世の中に提供し続けることが可能になる。
ブランド化に成功している企業の一つであるスターバックスで例えると、分かりやすいかもしれません。
- たくさんのスターバックスファンが存在する。
- 単なるコーヒーショップではなく、空間とコーヒーで人々の心を豊かで活力あるものにする組織である。
- 上記二つにより、利益をあげて、事業を継続することができる。
「自分ブランド」を構築する方法
「自分ブランド」を構築する上で、重要なポイントは以下の5つです。
- ミッションなきブランドは破綻する。
- ミッションを達成すべく、継続的な行動が伴っている。
- 人々に提供する価値を面積で考える。
- 上辺だけのテクニックに走ってはいけない。
- ブランドを管理し続ける必要がある。
それぞれのポイントについて確認してみましょう。
■ ミッションなきブランドは破綻する。
ミッションという土台があるからこそ、その上にブランドを構築することができるのです。
デザイン思考的な表現をすると、ミッションからブランドまでが一連のストーリーになっている必要があります。
つまり、
自分の中でミッションをしっかり持つことが最初にやることであり、ブランド構築はその後にやることなのです。
また、ミッションと相反するブランドも破綻してしまいます。
ミッションをしっかり持っていても、ブランドと相反すると、
- 自分の本音(ミッション)と他人が自分に対して持つイメージ(ブランド)の乖離に、耐えられなくなる。
- ミッションとブランドが相違している、つまりブランドは作り物であることに気付かれてしまう。
上記の2パターンで、持続することができなくなってしまうのです。
あくまでブランドは手段であり、ミッションが目的であることを忘れてはいけません。
■ ミッションを達成すべく、継続的な行動が伴っている。
当たり前ですが、ミッションのみ存在していても意味がありません。
ミッションを達成すべく継続的な行動があるからこそ、ミッションを達成することができるのです。
上述の通り、ブランドはミッションの土台の上に形成されるものですが、それだけではなく、ミッションを達成するのに必要な努力や行動もブランド構築に必要な土台です。
ミッションと継続的行動とブランドが三位一体となってはじめて、3つ全てに意味が出てくるのです。
■ 人々に提供する価値を面積で考える。
提供する価値を
提供する価値の総量 = 価値を提供した人数 × 一人当たりに提供した価値の量
という2軸からなる面積で考えるようにしましょう。
自分が構築したブランドのおかげで、
広く認知されるようになり、価値を提供できる人数が増えたとしても、
一人一人に提供している価値の量が下がってしまうと、
価値の総量は減ってしまう危険性があるのです。
ブランドを意識すると、広く認知してもらうこと(価値を提供した人数)に重きを置きがちですが、
一人一人に提供する価値の量を維持する・増やすという意識を忘れてはいけません。
せっかくブランドを認知してもらえたのに、評判を落としてしまうという結果になりかねないのです。
■ 上辺だけのテクニックに走ってはいけない。
見た目や外見、言い回しなどのテクニックを磨くことは重要ではありません。
中身のない上辺だけのブランドは、他者からのイメージをネガティブなものにしてしまう可能性があるのです。
重要なことは、自分が発信したいことと相手の受け取った内容・イメージを一致させることです。
そして、自分が発信していることがミッションに則ったものである必要があります。
■ ブランドを管理し続ける必要がある。
ブランド構築に終わりはありません。
次に発信する内容や発信方法によって、
ブランドイメージを大きく上げる可能性もある一方で、
ブランドイメージを大きく下げる可能性もあるのです。
芸能人で考えると分かりやすいかもしれません。
常に、自分のミッションとブランドに向き合い続ける必要があるのです。
まとめ
最後に復習しておきましょう。
■ パーソナルブランディングとは何か?
自分のミッションを世の中に発信し、他人から見た自分を管理すること
■ 「自分ブランド」を構築するメリット
- 他人を惹きつける人になれる。
- 他者との差別化を図ることができる。
- 自分の価値を世の中に提供し続けることが可能になる。
■ 「自分ブランド」を構築する方法
- ミッションなきブランドは破綻する。
- ミッションを達成すべく、継続的な行動が伴っている。
- 人々に提供する価値を面積で考える。
- 上辺だけのテクニックに走ってはいけない。
- ブランドを管理し続ける必要がある。
—最後に—
どうだったでしょうか?
ミッションを明確にし、ミッションを達成すべく行動し続ける土台のもとに、「自分ブランド」を構築していきましょう、という内容でした。
「ブランド」という言葉につられて、自分をより良く見せることと考えるのは間違っているので気を付けましょう。
会社員であれ、経営者であれ、フリーランスであれ、自分がどのような人間であるかを知ってもらうことは非常に大切だと思います。
今回の内容を参考に、どのように生きるか(=ミッション)を明確にし、自分を正しく認知してもらえるように、他人から見た自分を管理すること(=パーソナルブランディング)を心掛けるようにしてみてください。
少しずつ人生が変わってくると思います。
最後に、アインシュタインの名言をご紹介して終わりとします。
A perfection of means, and confusion of aims, seems to be our main problem.
完璧な手段と不明確な目的。この2つが、私達の主な問題に見える。
それでは、ミッションを明確にし、「自分ブランド」を構築して良い人生にしていきましょう!