脳に深く刻め!効果的な学習方法「インターリーブ」(勉強以外にも有効です)

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

皆さんの中には、

『効果的な学習方法が知りたい』

『趣味のスポーツや楽器演奏などがうまくなりたい』

『やってみたいことはあるけど、忙しくて時間があまりとれない』

こんな風に思っている方、多いと思います。

社会人になっても勉強したいことや、やりたい趣味、新しく始めたいことってたくさんありますよね。

しかしながら、仕事で時間が全然とれないというのが現実だったりします。

ということで今回は、

脳に深く刻め!効果的な学習方法「インターリーブ」(勉強以外にも有効です)

という内容をお伝えします。

忙しい毎日だとは思いますが、テレビを観る時間を1日30分だけ減らすなどして、どうにか時間さえ捻出できれば、効果的に学習する方法はたくさんあります。

その中でも今回は、科学的に効果があると言われている方法をご紹介します。

それでは早速、同じ学習時間でも効果を高めることができる方法を確認していきましょう。

学習を効果的なものにするインターリーブ

早速結論ですが、今回ご紹介するのは”インターリーブ”という方法です。

インターリーブとは、

学習中に、関連性はあるが違う何かを混ぜることです。

このテクニックを使うことで、どんな学習内容でも脳に深く刻むことが可能になります。

では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。

そんなに難しく考える必要はありません。ちょっとした変化を学習の中におりまぜてあげるのです。

例えば、

  • 昨日覚えた英単語を今日覚える英単語に混ぜて、一緒に覚える。
  • 学習時間を30分ずつに分けて、最初の30分は英単語の暗記、次の30分は文法、そして最後の30分は長文読解というように異なる分野を勉強する。

といった具合です。

1度の学習時間に全く同じことを繰り返さなければ良いのです。

1つのことを繰り返し練習するよりも、複数の項目、スキル、概念を混ぜることで、個々の項目、スキル、概念の違いが分かるようになるだけでなく、個々の特徴をより鮮明につかむことができるのです。

そして、このインターリーブという方法が有効なのは、勉強だけではありません。

勉強のみならず、スポーツや音楽などにも効果的

インターリーブは勉強のみならず、スポーツや音楽などありとあらゆる分野のもので有効であることが分かっています。

実際に、スポーツのコーチやトレーナーは、持久力を鍛えるトレーニングと筋力アップのエクササイズを1回の練習で交互にするというトレーニングメニューを選手に課していたりします。

インターリーブは、

  • 語学
  • 数学
  • 歴史
  • 生物
  • 物理
  • ピアノ
  • ギター
  • バスケットボール
  • テニス
  • 絵画

など、ほぼ全ての科目やスキルに効果的であると言われています。

そして、インターリーブは学習効果を高めてくれるだけでなく、もう1つの重要な効果があります。

次のパートで確認していきましょう。

インターリーブのもう1つの重要な効果

インターリーブのもう1つの重要な効果とは、本番の予期せぬアクシデントにも強くなれるというものです。

インターリーブによって、練習や学習に意外性という要素が組み込まれることになり、本番中の予期せぬことに強くなれるのです。

テストやスポーツの試合、コンテストなどでは、何かしらの予想外のアクシデントが発生するものです。

普段と違って、気温がとても高かったり、体調が悪かったり、何かしらの失敗をしてしまったり、忘れ物をしてしまったりするものです。

このような不測の事態に対応する力が勝手に身につくのです。

トロント大学の神経科学者マイケル・インズリット氏は以下のように述べています。

脳の異質なものを拾い上げる力には目を見張るものがある。秩序を乱す何か、その場にそぐわない何かを目にすることが、事実上脳を目覚めさせる。そして、なぜそれがここにあるのかと潜在意識に問いかけて、その情報を掘り下げさせるのです。

脳を”目覚めさせる”学習方法がまさに、インターリーブなのです。

その他学習効果を高める方法

インターリーブの他にも学習効果を高める方法、特に記憶力を高めるのに有効な方法を以下の記事でまとめています。

ぜひこちらもあわせて、実践してみてください。

とても濃い学習や練習ができるようになります。

—最後に—

今回は、インターリーブの方法とその効果について、お伝えしました。

この方法によって、同じ学習時間でも脳に深く刻み、予想外の事象が発生した際の対応力を身につけることができるのです。

学習や練習には「反復」が大事とよく言われますが、1回のその時間の中では様々なことをやった方が効果的ということです。

その様々ことをやる時間を毎日繰り返すというのが、「反復」の正しい意味なのでしょう。

資格試験などに限らず、新しい趣味の上達などにも役立ててみてください。

忙しい毎日でも、知識が増えたり、趣味が増えると、とても充実した日々になると思います。

ぜひインターリーブを普段の生活に導入してみてください。

それでは最後に、ロバート・コーリアー氏の言葉を紹介して終わりとします。

Success is the sum of small efforts, repeated day in and day out.

成功は、日々繰り返される小さな努力の合計だ。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

■ 参考

『脳が認める勉強法 「学習の科学」が明かす驚きの真実!』ベネディクト・キャリー著

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