メリークリスマス!そもそもクリスマスって何?クリスマスにまつわる様々な疑問を解決

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今日は12月24日ということで、メリークリスマス!

そんなクリスマス・イヴの日ですが、

『そもそもクリスマスって何?』

『メリークリスマスってどういう意味?』

『いつから日本でするようになったの?』

などといったクリスマスに関する素朴な疑問を抱いていませんか。

ということで今回は、

メリークリスマス!そもそもクリスマスって何?クリスマスにまつわる様々な疑問を解決

という内容をお伝えします。

クリスマスに関する様々な雑学を掲載しているので、読むと意外な気づきや発見があって、面白いと思います。

気になるものだけピックアップして、読むのも良いでしょう。

読めば、もっとクリスマスを楽しめること間違いなし!

それでは早速、確認していきましょう。

クリスマスってそもそも何?

クリスマスとは、英語で”Christmas”と表記し、これはキリストを意味する”Christ”とミサを意味する”mass”をあわせて、「キリストのミサ」という意味です。

つまり、キリストの生誕祭です。

ただし、実際には、12月25日がキリストの誕生日というわけではないようです。

キリストの誕生日は、新約聖書にも記載がされておらず、古代からキリスト教内でも様々な説があるそうです。

なぜクリスマスは12月25日?

それでは、なぜ12月25日がクリスマスになったのでしょうか。

西暦325年に、現在のトルコで開かれた第1ニカイア公会議と呼ばれる、キリスト教史における最初の全教会規模の会議において、キリストの誕生を祝う日について議論されました。

日付の候補は、主なものだけでも、1月6日、2月2日、3月25日、3月28日、4月2日、4月19日、4月29日、5月20日、11月8日、11月17日、11月18日、12月25日がありましたが、このうち冬至に当たる12月25日が「キリストの誕生を祝う日」として決定されたそうです。

12月24日はクリスマス・イヴではない!?

日本では、12月24日がクリスマス・イヴで、12月25日がクリスマスと思っている人が多いと思います。

しかし、厳密には少し違うみたいです。

厳密には、

  • クリスマス・イヴ:24日の日没から25日に日付が変わるまでの間の数時間
  • クリスマス:24日の日没から25日の日没まで

であり、クリスマスの中にクリスマス・イヴが含まれているのです。

そもそも、ユダヤ暦および、それを継承する教会暦では、時刻0時ではなく、日没をもって日付の変り目とします。

そのため、このような考え方となっているのです。

クリスマス・イヴとは、クリスマスの前夜ではなく、その言葉の通り、正にクリスマス当日の夜を指していたのです。

メリークリスマスの意味は?

メリークリスマスを英語表記にすると、”Merry Christmas”となるわけですが、この”Merry”は、陽気な、楽しい、と言う意味です。

つまり、”Merry Christmas”は、”良いクリスマスを”という意味なのです。

日本では12月24日、12月25日に使うことが多いですが、海外では12月上旬あたりから挨拶として使っています。

これは、日本の”良いお年を”という年末の挨拶と考え方が非常に似ています。

12月に突入して、もう年越しまで会いそうにない人に対して、”良いお年を”という言葉をかけますよね。

同様に、海外では12月に突入して、もうクリスマスまで会いそうにない人に対して、”Merry Christmas”という言葉をかけるのです。

クリスマスツリーを置くようになった起源は?

クリスマスツリーの原型は、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭りで使われていたカシの木とされています。

ゲルマン民族では、冬でも葉を枯らさずにいるカシは生命の象徴とされていました。

このドイツの民をキリスト教に改宗させる試みがなされましたが、樹木信仰が根強かったので、カシの木を切り倒して、代わりにモミの木をキリスト教的な「奇跡の木」として広めることで、キリスト教化しようとしたのです。

モミの木を用いた理由は、モミの木を横から見ると三角形であり、この形が、キリスト教において、父と子と霊の三つが一体であるとする「三位一体」を表しているからと言われています。

そして、1419年にドイツのフライブルクで、ツリーが飾られたことが記録されており、これがクリスマスツリーをクリスマスに飾る行為の最初とされています。

日本で初めてクリスマスツリーが飾られたのは、1860年であり、現在のドイツやベルギーにあたる場所にあったプロイセン王国の使節オイレンブルクが公館に飾ったものでした。

クリスマスツリーはいつまで置いておくもの?

日本ではクリスマスの後に、新年を祝うお正月という文化があるため、25日を過ぎるとクリスマス気分は終わり、26日にはもうクリスマスツリーを片付けるという人がほとんどだと思います。

しかし、キリスト教としては、クリスマスは1月6日の公現祭までであり、この前後にツリーを片付けるという人が多いようです。

アメリカでは、有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーをはじめ、街中のクリスマスツリーや各家庭の家の中のツリーは1月中旬まで置いていることが多いそうです。

一方、ヨーロッパでは、12月25日から1月6日の公現祭の日までを、”12 Days of Christmas”と呼び、この期間をクリスマスを祝う期間としている国がほとんどだそうです。

それに伴い、クリスマスツリーも12月24日に飾り付けをし、公現祭翌日の1月7日に片付けることが多いようです。

サンタクロースってそもそも何?

キリスト教の聖人である聖(セント)ニコラオスがサンタクロースのもとだと言われています。

聖ニコラオスは、オランダ語では「シンタクラース」と言い、オランダでは14世紀頃から聖ニコラオスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習がありました。

その後、17世紀に、アメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝えたことが、サンタクロースという言葉が広く一般的になるきっかけとなったようです。

なぜプレゼントを靴下の中に入れる?

前述の聖ニコラオスについて、このような逸話が残されています。

ある時ニコラオスは、貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなる家族の存在を知った。ニコラオスは真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れた。このとき暖炉には靴下が下げられていており、金貨はその靴下の中に入ったという。この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた

この逸話が由来となり、夜中に家に入って靴下の中にプレゼントを入れる、という今日におけるサンタクロースの伝承が生まれているのです。

サンタクロースのソリを引くトナカイには名前がある⁉︎

サンタクロースが乗っている、トナカイが引く空飛ぶソリの絵はよく見たことがあると思います。

これは、1823年にアメリカの新聞に無名で発表された英語の詩で、世界的に商業化されたクリスマスとサンタクロースのあり方に大きな影響を与えた作品『サンタクロースがきた』から来ています。

トナカイはキリスト教と関係があるわけではなく、比較的最近に作られた物語が広く世に知れ渡ることで、一般的となったようです。

『サンタクロースがきた』の作品内でサンタクロースのソリを引くトナカイは8匹おり、それぞれのトナカイは以下の名前で登場しています。

  1. ダッシャー (Dasher)
  2. ダンサー (Dancer)
  3. プランサー (Prancer)
  4. ヴィクセン (Vixen)
  5. ダンナー (Donner)
  6. ブリッツェン (Blitzen)
  7. キューピッド (Cupid)
  8. コメット (Comet)

皆さんは、トナカイに名前がることを知っていましたか?

私はトナカイに名前があったなんて、全く知りませんでした。面白いですよね。

いつから日本でクリスマスを祝うようになった?

1552年に、現在の山口県山口市において、カトリック教会(イエズス会)の宣教師であるコスメ・デ・トーレスらが、日本人信徒を招いて降誕祭のミサを行ったのが、日本で初めてのクリスマスだと言われています。

しかし、その後、江戸幕府の禁教令によってキリスト教が禁止されたので、明治初期までの200年以上の間、隠れキリシタン以外には全く受け入れられることはありませんでした。

日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まったことが大きな契機だったみたいです。

大正時代になると、児童向け雑誌や少女雑誌の12月号には、表紙をはじめとしてクリスマスにまつわる話や挿絵がたくさん導入され始めたそうです。

こうして、広く日本に広がっていったのです。

450年ほど前に日本に伝わってきてはいましたが、一般に広まったのは比較的最近で、100年ほど前だったということになります。

—最後に—

今回は、クリスマスについて様々なことをお伝えしてきました。

サンタがプレゼントをくれる楽しいイベントくらいの認識で30年近く生きてきましたが、改めて歴史を振り返ってみると、色々な発見があってとても面白かったです。

歴史を知ることで、クリスマスをもう少し深く楽しめるようになりそうです。

寒い日が続きますが、体調には気をつけて、良いクリスマスをお過ごしください。

それでは、最後にオレン・アーノルドの言葉を紹介して終わりとします。

Christmas gift suggestions. To your enemy, forgiveness. To an opponent, tolerance. To a friend, your heart. To a customer, service. To all, charity. To every child, a good example. To yourself, respect.

おすすめのクリスマスプレゼント。敵には許しを。反対者には忍耐を。友人には心を。顧客にはサービスを。皆には慈善を。全ての子供には良い手本を。自分には敬意を。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

◼︎参考

Wikipedia

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