いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんの中には、
『パワーナップって何?』
『パワーナップってどうやるの?』
『仕事・勉強のパフォーマンスを向上させたい』
そんな風に思っている方いらっしゃると思います。
ということで今回は、
Googleも導入しているパワーナップの効果と具体的方法
をお伝えしていこうと思います。
パワーナップの効果は
- NASA(アメリカ航空宇宙局)
- アテネ大学
- カリフォルニア大学
などの複数の研究で明らかになっています。
また、導入している企業には、
- Apple
- Microsoft
などの世界的一流企業が名を連ねています。
本記事を読むことで、
- パワーナップとは何か
- パワーナップの効果
- パワーナップの具体的方法
について知ることができます。
そして、実践することで、
世界的一流企業で働くエリート社員達に引けを取らないハイパフォーマー
になることができます。
それでは、内容を確認していきましょう。
パワーナップとは?
社会心理学者ジェームス・マース氏が提唱した昼間の短時間仮眠(昼寝)のことです。
パワーナップの効果は?
パワーナップの効果は以下の通りです。
- 認知能力(理解力・判断力・論理的思考力)が上がる。
- 注意力が上がる。
- 作業効率が上がる。
- 心臓病で死ぬ確率が下がる。
パワーナップの具体的な方法は?
■ タイミング
午後2時頃
■ 時間
20分前後
※携帯のアラームを設定しましょう。
■ 姿勢
以下のいずれかの方法で仮眠をとりましょう。
- 椅子に座って机に突っ伏した状態で寝る。
- 椅子の背もたれに寄りかかって寝る。
■ Tips
さらに、以下のことに気を付けてパワーナップを実施することで、パワーナップ後の仕事や勉強において、より高いパフォーマンスを発揮することができます。
パワーナップ前:
- カフェインを摂取する。
- (ネクタイや腕時計などの)体を締め付けるものを外す。
パワーナップ中:
- (アイマスクなどを用いて、)光をシャットアウトする。
- (イヤホンなどを用いて、)ホワイトノイズを聞きながら仮眠する。
「サー」という雑音です。
YouTube(※注意:押下すると音が出ます。)やスマホアプリ(ios/Android)をダウンロードして、流すことができます。
YouTubeやAppStore、GooglePlayで「ホワイトノイズ」で検索して、お好きなものを探してみてください。
パワーナップ後:
- 軽くストレッチをする。
- 少し歩く。
■ 注意点
パワーナップは、
日中のパフォーマンスを向上させるためのものであり、
夜の睡眠不足を解消できるものではありません。
つまり、
夜の睡眠時間を削ってパワーナップすれば良い、という考え方は間違っています。
夜の睡眠時間はちゃんと確保しましょう。
また、
以下の3点は良くない実施方法なので、そうならないように気を付けましょう。
- タイミング:夕方以降の仮眠
- 時間:30分以上の仮眠
- 姿勢:完全に横になっての仮眠
夕方以降の仮眠は、夜の睡眠に悪影響を及ぼしてしまいます。
また、
30分以上の仮眠と完全に横になっての仮眠は
眠りが深くなりすぎて目覚めが悪く、起きた後にボーっとしてしまい、逆効果になってしまいます。
まとめ
最後に復習しておきましょう。
■ パワーナップ
昼間の短時間仮眠(昼寝)
■ パワーナップの効果
- 認知能力(理解力・判断力・論理的思考力)が上がる。
- 注意力が上がる。
- 作業効率が上がる。
- 心臓病で死ぬ確率が下がる。
■ パワーナップの具体的方法
午後2時頃に、20分前後、机に突っ伏した状態/背もたれに寄りかかった状態で仮眠をとる。
■ Tips
- 仮眠前に、カフェインを摂取する。
- 仮眠前に、体を締め付けるものを外す。
- 仮眠中は、光をシャットアウトする。
- 仮眠中は、ホワイトノイズを聞く。
- 仮眠後は、軽くストレッチをする。
- 仮眠後は、少し歩く。
■ 注意点
パワーナップは、
日中のパフォーマンスを向上させるためのものであり、
夜の睡眠不足を解消できるものではありません。
—最後に—
どうだったでしょうか?
パワーナップの効果と具体的な実施方法がお分かりいただけたと思います。
午後に少し寝るだけでパフォーマンスが上がるので、是非実践してみてください。
厚生労働省が2014年に発表した「健康づくりのための睡眠指針2014」の中でもパワーナップ(昼寝)を推奨しています。
会社では仮眠をとりにくいという方も、在宅勤務時だけでもパワーナップを取り入れてみてください。
仮眠することで、Google/Microsoft/Appleといったアメリカのエリート軍団に近づけるなんて盲点ですよね。
ちょっと笑ってしまいます。
この辺に、日本の非科学的な働き方による生産性の低さの一端が表れている、と言えるかもしれません。
科学的に正しい働き方をどんどん取り入れていきましょう。
最後にエイブラハム・リンカーンの言葉をご紹介して終わりにします。
If I had six hours to chop down a tree, I’d spend the first four hours sharpening the axe.
もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう。
それでは、パワーナップでハイパフォーマンスを発揮して、良い人生にしていきましょう!
■ 出典
・PHILIPS
・NIKKEI STYLE