『成功するための方法が知りたい』
『成功するために必要なことは何なのか』
『成功と幸せの両立は可能なのか』
私含め、こんな風に思っている方は多いと思います。そう思わないのは、もう十分に成功されている方だけだと思います。
そこで本記事では、
ハーバードビジネススクール(HBS)を卒業された石角友愛さんの著書
「ハーバードとグーグルが教えてくれた人生を変える35のルール」
を参考に、
ハーバードビジネススクール発、成功と幸せを掴む四原則
という内容をお伝えしていこうと思います。
実は、最初に目標を立ててはいけなかったんです。
目標設定する前に、あることをしないと成功と幸せを獲得することはできなかったのです。
この記事を読んで実践することで、是非自らの手で成功と幸せの両方を掴みとってください。
まとめ
成功と幸せを掴むには以下の4つを順番に実行していく必要があります。
- 自分の本質(genius)を理解する。
- 目標を立てる。
- 計画を立てる。
- 自分の本質(genius)を毎日発揮する。
詳細
覚えておくべきことはたった4つだったんです。
自己理解⇒目標設定⇒計画⇒実行
たったこれだけでした。
たった4つですが、一番最初の「1.自分の本質を理解すること」で「?」となった方がほとんどだと思います。
自分の本質を理解しようと意識したことって今までありますか?
小さいころから先生にもよく言われましたし、様々な本でもよく書かれていますよね。
「目標を立てなさい。」
って。
あれは間違いだったということなのです。
目標を立てるのは最初ではなく二番目だったのです。
正しくは、
「まず自分を知りなさい。」
だったのです。
これが、成功と幸せを掴むための一番のキーになる要素というわけです。
それでは、それぞれの原則について具体的に確認していきましょう。
自分の本質(genius)を理解する。
今回の記事の一番のキーとなる内容です。成功と幸せになぜ「自分の本質を理解すること」が必要なのか。成功と幸せを分けて、確認してみましょう。
成功
まず、成功者の人間像を深堀りしていくHBSの「Great Business Leaders」という授業の内容を確認してみましょう。
その授業によると、
成功者には2種類ある。
(1)Power-Driven(パワードリブン)タイプ
勝負に勝つこと、支配することが好きな人(⇒他を意識している)
(2)Achievemennt-Driven(アチーブメントドリブン)タイプ
挑戦すること、自分の目標を達成していくのが好きな人(⇒他を意識せず、自分に集中している)
この2種類のうち、どちらが良いか。より長期的に成功・成長するか。それは、Achievemennt-Driven(アチーブメントドリブン)タイプである。そのAchievemennt-Driven(アチーブメントドリブン)タイプの共通点としては以下の3つが挙げられる。
・妥協しない。
・優先順位を決める。
・計画して実行する。
つまり、周囲のことは気にせず自分に集中して、シンプルに有言実行する人が成功者の中の成功者というわけです。
幸せ
続いて、HBSのディーパック・マフーチョア教授が2012年に卒業生に贈った言葉を確認してみましょう。
“genius”という言葉は現在において、頭が良い、非凡であるという意味で使われている。しかし、本来のラテン語では、その人自身の本質的なもの、という意味である。つまり、「あなたはgeniusか?」ではなく、「あなたのgeniusは何か?」と尋ね、そのgeniusを理解し、毎日発揮できる選択をすることが自分の幸せにつながるのだ。
自分のgeniusを発揮できない選択をすることが「本来、自分が到達できたであろう幸せ」と「現実の自分」の乖離を広げ、悲劇を生むのだ。
つまり、自分の本質を理解し、その本質を毎日発揮することが幸せにつながる、というわけです。
自分の本質(genius)の見つけ方
上記内容から、成功と幸せを獲得するには、自分の本質を理解することが非常に大切であることが理解できたかと思います。
「それは分かったけど、結局自分の本質って何?」
「どうやったら自分の本質が分かるの?」
そう思っている方が多いと思います。私も同じ思いでした。
実はそんなに難しいことではなく、とても簡単であることが分かりました。
それは、あなたがそれを「好き」か「嫌い」か、たったこれだけだったのです。
ここで重要なのは、他人を全く意識していないことです。他ではなく自分と徹底的に向き合うこと、周囲は気にするな、ということです。自分の本質について考えているので、当たり前ですが、ついつい人間は他人の目だとか、他人がどう思うかということを意識してしまうものです。
“FOMO”という言葉を皆さんはご存知でしょうか?
“Fear Of Missing Out”の頭文字で、「周りから置いてけぼりになるのが嫌」という意味です。
人間は、周りがそれをやっているから、周りがそう言っているからということについつい同調してしまう生き物なのです。
例えば、
「今日はテスト勉強したいけど、友達にカラオケに誘われたからカラオケに行こう。」
「あまりやりたくないけど、プログラミングが稼げるらしいし、みんな習ってるから、私もプログラミングを習おう。」
こんなことってよくあると思います。
けれど、周りがどうだろうが、あなたには関係ないのです。あなたはあなたの人生を生きるのです。あなたは他人の人生を生きるために生まれてきたのではありません。
繰り返しですが、あなたがそれを好きか嫌いか、です。人生に嫌いなことをやる暇なんてないのです。そんなことをやっているから「成功」と「幸せ」が遠のいていくのだ、というわけです。
今やっていることが本当に好きか、これからやろうとしていることがあなたの好きなことか、自分に問うてみてください。
genius(自分の本質)を理解することは、自分の好きという気持ちを大切にすることであり、それが成功と幸せには必要であることが分かったと思います。
目標が目的地、計画が地図を描くことだとすると、自分の本質(genius)を理解することは、目的地にどんな車で行くかちゃんと知っておくことを意味しているのです。
目標を立てる。
では、実際に目標を立てていきましょう。
ここで、第一原則の「自分の本質(genius)を理解すること」が大いに役立ってきます。
第一原則で「自分の本質(genius)を理解すること」ができているため、geniusに相反する目標ではなく、geniusに沿った目標を立てることができるようになるのです。
最初に目標設定をしようとすると、geniusに相反する目標を立ててしまい、結局成功も幸せもつかむことができませんが、自分の本質(genius)を理解した今、geniusに沿った目標を立てることができ、成功と幸せに近づくことができるのです。
例を挙げて考えてみましょう。
目標設定例1:「この会社で昇進して、年収1,000万円をめざそう。そうすればみんなから一目置かれるはずだ。」
目標設定例2:「ゲームが大好きだ。ずっとゲームをして生きていきたい。ゲームのプロになってYouTubeでゲーム配信して、年収500万円をめざそう。」
ちょっと極端な例だったかもしれませんが、今なら、どちらが成功と幸せが両立する目標の立て方か分かりますよね。
そうです。例2です。
例1の方が達成することができれば、確かに年収も高いし、昇進しているし、周りから羨望のまなざしで見つめられるかもしれません。
しかし、彼の目標は他人発端になっているのです。他人がどう思うかに照準を当てているのです。
一方、例2の方は、自分発端で目標を立てています。自分の本質を理解したうえでの目標設定が出来ているのです。
別の表現をすると、例1は外的要因で目標設定しているが、例2は内的要因で目標設定していると言えるのです。そして、その内的要因で目標設定するためには、自分の本質を理解していなければならないということなのです。
SHOWROOM株式会社代表で「メモの魔力」著者である前田裕二さんもご自身の体験として、
外的要因でビジネスをやったときはうまくいかなかったが、内的要因でビジネスをやるとうまくいった。それが「SHOWROOM」である。
世の中を見渡して今何をやれば稼げるかという思考でビジネスを考えるのではなく、自分の過去の経験や思いをもとにビジネスを考えないとうまくいかない。
と仰っていました。
世界最高峰のハーバードビジネススクールの言っている通りのことを、前田さんが実践して成功したことを示してくれています。これは疑う余地がなさそうですよね。
ということで、目標設定は自分の本質(genius)を理解しているからこそできる内的要因をもとにやっていきましょう、という内容でした。
ここまでで、どんな車でどこに行きたいのかの二つが明らかになりました。
計画を立てる。
目標が決まったら、目標達成までの道のり、つまり計画を作成する必要がありますよね。
計画を立てることは、当たり前といえば当たり前のことなのですが、面倒といえば面倒な作業なので疎かにしてしまいがちです。しっかりやっていきましょう。
ここで、皆さんに参考にしていただきたいのが、以前紹介した「WCM法」です。
初めてという方は以下記事を確認してみてください。一回読んだという方も再度読んで思い出していただければと思います。
この方法で何をやるべきか(ToDo)を明らかにして、それらを優先順位付けしてください。何をまずやらなければならないのか、何を後回しすべきなのかを考えてみてください。
その後、それらをスケジュール化してください。それぞれのToDoに対して、いつまでにやるのかの期限を設定しましょう。
計画は、行きたい場所にたどり着くための地図です。どの交差点(ToDo)をどの順番(優先順位付け)で、いつ(スケジュール化)通るのか、を決める必要があるのです。
そんなに難しく考えないで良いのではないかと思います。無駄な交差点を通ってしまうかもしれません。けれど、道はつながってます。行きたい場所が明確であれば、いつかたどり着きます。なので、計画をしっかり立てようとしすぎず、とりあえず車を発信できるぞという状態にもっていくくらいで良いのではないかと思います。
自分の本質(genius)を毎日発揮する。
最後の原則です。それは、三つめの原則で作成した計画にそってシンプルに有言実行していくことです。
地図がどれだけ正確でも、その場から動かないと目的地にたどり着くことは決してありません。
ここでも、第一原則の「自分の本質(genius)を理解すること」が大いに役に立ちます。正直に自分の好きな気持ちに従って行動していけばいいのです。自分にとって論理的ではない行動はしなくて良いのです。
ちょっと遠回りでも道中で事故しても良いんです。
遠回りだとしても、自分の好きな気持ちに正直であれば、アクセルが踏めてスピードが出るはずです。そうすれば近道であってもノロノロ運転しているよりは絶対に早くたどり着きます。
事故(失敗)しても、車を修理すれば良いんです。自分が肉体的あるいは精神的に死んではいない限り、必ずそこから再スタートできます。
自分以外の誰かが行きたいと言った目的地であれば一度事故したら、もういいやとあきらめてしまうかもしれませんが、自分が行きたい場所であれば、車を修理してでも、買い直してでも、あるいはスタート地点に戻ったとしても、また目的地に向かって走りだせると思います。
他人や競合他社を意識するのではなく、自分のgeniusを洗練させること、最高のものにすることを意識しながら目標に向かって行動していきましょう。それが個人の成功と幸福感につながるのです。
筆者コメント
どうだったでしょうか?
今回の記事はまとめている私が一番勉強になりました。
自己理解⇒目標設定⇒計画⇒実行
これが成功と幸せを掴む四原則だったんですね。
特に第一原則の「自分の本質(genius)の理解」、自分の正直な好きという気持ちが非常に大切だということが分かりました。
今回の記事で成功と幸せを掴む方法が分かったと思います。
とはいえ、人間は例外なく明日には半分の内容を忘れる生き物なので、今回の記事も何度も読み返してください。そして、目標を立てるときには絶対に今回の記事を読み返してください。
そして友達や家族へも是非教えてあげてください。
それでは、ハーバードビジネススクール発の成功と幸せを掴む四原則を実践して、良い人生にしていきましょう!