【新型コロナウィルス】アフターコロナの生き方・働き方はどうなる?(ビフォーコロナののままでは絶対にダメ)

「アフターコロナの世の中がどうなるか知りたい。」

「アフターコロナの生き方・働き方をどうすべきか知りたい。」

そんな風に思っている方、多いと思います。

緊急事態宣言が5月末まで延長されることが決定しました。期間延長により、余計に辛い思いをしている人もいるかもしれませんが、逆を言うと後一ヶ月ほどで”afterコロナ時代”に突入するのです。しばらくは”withコロナ時代”かもしれませんが、いずれにしろ”beforeコロナ時代”と同じ生き方・働き方のままであるはずがありません。

ということで、今回はCNBCの「13 ways the coronavirus pandemic could forever change the way we work」(=コロナ大流行によって変わる働き方13選)という記事を参考に、アフターコロナ時代の生き方・働き方をまとめてみました。

今の日本にアフターコロナ時代のことを考えている人がどれほどいるでしょうか。今を生き抜くことに精一杯になってるか、家で何も考えずにNetflixやYouTubeを観ている人ばかりだと思います。

しかし、この記事の読者であるあなたはこの記事を今読むことで、アフターコロナ時代に備えることができます。彼らの先を走ることができます。皆さん、先を走りたくないですか?遅れをとっても良いですか?何も考えてない人だと言われて良いですか?

ということで、5分だけこの記事を読む時間に充ててください。それだけで、あなたはアフターコロナ時代の先駆者です。

まとめ

アフターコロナ時代はこうなる。

  • ビジネス形態、生き方・働き方が変わる。その変化でデメリットを被る人はそれぞれにおいて見直す必要がある。
  • デジタル・ITリテラシーは必須になる。
  • 日本国内ではなく、世界に目を向ける必要がある。
  • 長期的には価値観の変化、資本主義に代わる主義の台頭が考えられる。

詳細

CNBCの記事内容の確認

それではCNBCの「13 ways the coronavirus pandemic could forever change the way we work」(=コロナ大流行によって変わる働き方13選)の記事の要点を確認してみましょう。

  1. 大都市にオフィス(物理的な勤務場所)があること自体がその会社の価値になる。
  2. 会議⇒ビデオ会議・メールになり、メール⇒インスタントメッセージになる。
  3. 出張がなくなる。
  4. オフィスは「働く場所」⇒「高性能会議場」になる。
  5. 出社時の健康診断が義務化される。
  6. 同僚との仲が良くなる。
  7. ビジネスファッションが変化する。
  8. 9時5時勤務がスタンダードではなくなる。
  9. 在宅勤務手当が一般的な福利厚生になる。
  10. (在宅勤務により)女性の働きやすさが向上する。
  11. 中間管理職がなくなる(可能性低)。
  12. ロボットやAIによる自動化がさらに進む。
  13. 地理的なデジタル格差が将来的に小さくなる。

CNBCの記事を読んでみて

上記13個の内容を読んでみてどう思ったでしょうか?

納得できるものもあれば、「?」となったものもあると思います。

CNBCの記事なので、もしかしたらアメリカと日本の文化の違いがあるのかもしれませんが、私も1,6,11については懐疑的です。その理由について以下に述べておきます。

「1.大都市にオフィス(物理的な勤務場所)があること自体がその会社の価値になる。」についてですが、労働者視点では、入社した会社が大都市にオフィスを所有し、そこで働けることは価値がある、あるいはステータスだと思う人がいるかもしれませんが(日本でいうところの丸の内や六本木でしょうか)、経営者視点で考えると今後はただのお金の無駄だと言えるでしょう。

(快適かどうかは人それぞれだと思いますが、)家で働くことが可能だと分かった今、大都市のオフィスに高い賃料を払い、さらに社員に交通費を支給し続ける会社は将来的に淘汰されると思われます。オフィスは必要だと思いますが、大都市の賃料の高いオフィスをわざわざ借りる必要はないと言って過言ではないでしょう。高いオフィスを借りることはブランディングにはなりえません。高いオフィス賃料と交通費を会社の将来に備えた事業投資にあてるか、社員の在宅勤務手当や給料にあてるべきでしょう。

googleやappleのように大都市郊外に広大な土地に本社を構える会社が日本に出てきても面白いと思います。そんな会社の方が入社したいと思うのは私だけでしょうか?

「6.同僚との仲が良くなる。」についてですが、これはコロナ前後で変わるとはあまり思いません。結局は人によると思います。あまり同僚と関わりたくないと思っている人は出社する機会が減ることを喜んでいるのではないかと思います。あくまで私の推測ですが、同僚と仲良くしようと思っている日本人の比率は少ないのではないかと思います。(私は人より犬好きなので、あまり不特定多数とは関わりたくありません。)

「11.中間管理職がなくなる(可能性低)。」についてですが、CNBCの記事内でも可能性は低そうな書き方をしています。中間管理職はマネージャーや、係長・課長レベルを指していると想定しています。私も中間管理職がなくなることはまずないと思いますが、彼らの仕事内容は変わってくると思われます。スタッフ・一般社員のマネジメントを、リモートワークで直接会わずにしなければならなくなるのです。

また、社員の評価基準もこれまでの、ノリが良いとか、飲み会によく来るとか労働時間が長いとかやる気があるなどの会社に何の利益ももたらさないことを基準にするのではなく、成果とアウトプットで判断されるようになると思います。そういう意味でも部下のマネジメントは変わってくると思いますが、中間管理職がなくなることはないでしょう。仕組みやマニュアルが今まで以上に大事な世の中になると思われます。

アフターコロナ時代はどうなる?

上記の記事を参考に、アフターコロナの世の中を想像力豊かに考察してみました。列挙したものが全て絶対にこうなると断言することはできませんが、可能性が低くないとは言えます。

各々の今の状況にあわせて、今後各個人が適切に方向転換、適応していく必要がありそうです。

人との接触

短期的視点

・人が直接会うことに対して、本当に会う必要があるか考えるようになる。(特にビジネスにおいて)
・人がリアルで会う機会が減少する。

長期的視点

・逆説的に仲の良い人との接触は増える。
・人と会うこと自体に価値がある時代になる。
・今まで人と人が会う必要があった部分が全てロボット化・自動化する。(人やモノの輸送など)

デジタル・IT

短期的視点

・デジタル・ITリテラシーがある人とない人の所得格差が広がる。
・デジタル・ITリテラシー、スキルなどの需要がこれまで以上に大きくなる。
・デジタル・ITリテラシー強化の教育が必須になる。学校の授業もデジタル化する。(⇒そうでなければ日本の子供達の将来が不安。)
・デジタル・IT教育ビジネスが今まで以上に普及する。

長期的視点

・もはやデジタル・ITリテラシーは当たり前の時代になる。
・デジタル・ITに不可能なことがなくなる。

短期的視点

・マスク着用が当たり前の世の中になる。
・今のサングラスのようにファッション性の高いマスクが普及する。(ハイブランドマスクの誕生からユニクロのようなファストファッションブランドのマスクの普及)

長期的視点

・人と会う機会が減ることにより、着飾る必要性がなくなり、ラグジュアリーブランドが衰退する。
・リモートワークに適したファッションが流行する。
・機能性を求めた服・ファッションの需要が拡大する。

短期的視点

・宅配・出前の需要が拡大する。
・外食が減少し、自炊が増加する。

長期的視点

・店舗を持たないテイクアウトだけの形態のお店が増える。(工場・セントラルキッチンで生産⇒宅配)
・自宅以外の屋内で食事する機会が減ることで、それが一種の娯楽・エンターテインメントになる。

短期的視点

・家で働くことが当たり前、スタンダードの時代になる。
・「住む」だけでなく「働く」も機能として含めた家がスタンダードになる。
・wi-fi、防音室、IoTなどを備えた働きやすい家や部屋の需要が増加する。
・オフィス街の地価・賃料下落、住みやすい住宅地の地価・賃料が上昇する。

長期的視点

・普段外出する必要がなくなるほど、家が”最強”の建物に進化する。
・「住む」、「働く」のみならず、「行政処理」や「遊ぶ」も全て家で出来るようになる。
・家以外の建物の機能が縮小化する。
・とてつもなく極端だが、建物は①家と②工場(モノと農産物生産)と③物資輸送拠点と④特別な環境を必要とする施設の4つだけになる。(オフィスの消滅)
・地価・賃料の下落と住宅街へのアクセスの良さから、現在のオフィス街が工場地帯化する。
・上記により、ライフスタイル・生き方が大転換する。

人とモノの輸送

短期的視点

・人の輸送の割合は減少し、モノの輸送の割合が増加する。

長期的視点

・オフィス街が工場地帯化することにより、現在オフィス街と住宅街を人を輸送するために存在している鉄道が、将来的に工場から住宅街へモノを輸送することをメインとした鉄道になる。
・人と人の接触を必要としないドローンによる無人輸送が普及する。
・モノづくりは、スマホ・PCなどのデジタルデバイスからの受注⇒工場でロボットが生産⇒ドローンによる宅配となり、人の仕事はこれらのシステム作成・管理だけとなる。(人が工場でモノを作ったり輸送することはなくなる。)
・人の輸送も自動運転車にとって代わる。

結論

以上をまとめると、アフターコロナ時代では以下の4つを意識しておく必要があると言えるでしょう。

  1. デジタル・ITリテラシーは必須になる。
  2. 日本ではなく世界に目を向ける必要がある。
  3. ビジネス形態を見直す必要がある。
  4. 人々の価値観(働き方・生き方)が変わる。

デジタル・ITリテラシーは必須になる。

デジタル・ITリテラシー必須の時代になります。そこに年齢は関係ないでしょう。ビジネスマンであればどんな業種であれ、習得する必要がある時代になります。そして、もちろん子供達にも習得させる必要があります。もはやスマホを子供に持たせてはいけないなどと言っている場合ではなく、小さい時からスマホ・PCなどのデジタルデバイスに慣れ親しませ、プログラミング言語を学習させる必要があります。

日本ではなく世界に目を向ける必要がある。

コロナをきっかけに世界は大きく変わることになるでしょう。その世界で日本が優位に立てる、あるいはリードできる分野はなさそうです。今の日本を見ていれば、アフターコロナ時代においても、世界から遅れをとることは確実と言えるでしょう。東南アジア諸国に抜かれるのも時間の問題です。アフターコロナ時代においても世界をリードするのはしばらくアメリカでしょう。日本ではなく世界、特にアメリカに視点を向けることが非常に大事になってきます。

日本から離れるのも賢い手段の一つですし、日本にいながらにして、世界に目を向けて彼らの真似をすることで日本で成功するというのも賢い手段と言えると思います。

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ビジネス形態を見直す必要がある。

今のままのビジネス形態ではアフターコロナ時代に苦しむことになる会社・人が少なくないことは確かだと言えるでしょう。小さいことから方向転換を実施していくことが必要になってきます。

方向転換するうえで、以下掲載の動画はとても参考になると思います。飲食業や中小企業などの方は特にチェックしてみてください。

NewsPicks「【現地発】70兆円の救済は待てない。アメリカの飲食業が取る生存策」

人々の価値観(働き方・生き方)が変わる。

人々の価値観や人生観が変わる可能性があります。お金をいくらもっているかやキャリアより、幸せや生きがいといった、もっと人間の根源的な部分を満たすモノや人の価値が上がる時代へのシフトが考えられます。そうなればライフスタイルが大きく変わるでしょう。

まだしばらくは、お金中心の資本主義の時代が続くとは思いますが、今からワークでもライフでもこのことを意識しておくことは有益でしょう。これまで以上に中身のない表面上のモノやサービス、人間はどんどん淘汰されることになります。お金ではなく、ポジティブな感情をどれだけ他人に与えられるかが中心の時代になると言えるでしょう。女性の活躍がより顕著になるように思います。

筆者コメント

どうだったでしょうか。

アフターコロナ時代は悪い時代ではなさそうです。むしろ良い時代になっていくように思いませんか?

とは言え、アフターコロナの人生がどんな人生になるか、良い人生になるか、平凡な人生になるかは、結局個々の行動の積み重ねですし、今までのやり方でダメな部分は変えていかなくてはなりません。

これはビフォーコロナもアフターコロナも変わりません。

そういう意味では、ビフォーコロナもアフターコロナもないのです。

これからも引き続き、行動して失敗して、少しずつ人生を改善していきましょう。世の中の動向をチェックさえしていれば、間違った方向に行くことはないと思います。

今回の記事を参考にアフターコロナがどんな時代になるか自分の頭で考え、そして行動に移していってください。友達や家族にシェアして、一緒に議論してみても面白いと思います。

それでは皆さん、アフターコロナ時代にむけて行動を積み重ねて、良い人生にしていきましょう。

出典

CNBC「13 ways the coronavirus pandemic could forever change the way we work」

13 ways the coronavirus pandemic could forever change the way we work
The coronavirus has upended the lives of millions of Americans. CNBC Make It talked to experts to find out how the future of work has been impacted by Covid-19.
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