いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんは、普段、紙に書くことがどれくらいあるでしょうか。
1日1回?
週に一度あれば多いほう?
スマホやタブレット、ノートPCが広く普及し、ありとあらゆるものがデジタル化されたことで、紙に書くことがほぼなくなってしまったという方がほとんどでしょう。
そんなデジタル化時代において、紙に書くというアナログなことをするメリットは何もないのでしょうか。
決してそんなことはないと私は思っています。
ということで今回は、
【デジタル時代におけるアナログ活用術】紙に書くことの大切さ
という内容をお伝えします。
それでは早速、デジタル化時代に紙にペンで書くことのメリットを確認していきましょう。
デジタル化が進み、世の中が便利に
冒頭にも述べた通り、私生活にも仕事にもデジタル化が広く浸透してきています。
20代、30代の社会人でスマホを持っていない人はほとんどおらず、あわせてタブレットやノートPCを所有しているという方も非常に多いですよね。
デジタル化が大きく広がった今、改めてデジタル化のメリットを明らかにしておきましょう。
ここでは、以下の3つを挙げることにします。
- 地理的制約を受けにくい:どこにいても、地球の裏側にいる人とでさえも、電話のみならず、SNSやメール、zoomなどでコミュニケーションをとることができます。
- 多機能デバイス:1つのデバイスが持つ機能が多様になり、電話とカメラと本とノートとペンを持つといったことは不要になりました。デバイス1つさえあれば、どこでも、何でもできます。
- デジタルだからこそ:手紙がメールとなり、カメラがスマホに内蔵され、というのは、いわばアナログをデジタルに置き換えたものです。しかし、Googleなどの検索機能やInstagramといったSNSはデジタル特有のものであり、デジタル上だからこそできることです。このように、デジタルだからこそ実現したものがたくさん存在します。
確かに、デジタル化が進む前の社会には絶対戻れないと言っても過言ではないほど、デジタルの恩恵を我々は享受しています。
1日中全くスマホに触らずに生活する、あるいはPCを触らずに仕事をするということを想像してみてください。
あれもできない、これもできないということに気づくと思います。
それでは、その一方で、デジタル化が進んだ影響で、頻度がとても減ったと思われる、紙に書くということは全くもって不要なのでしようか。
次のパートで確認していきましょう。
デジタル化時代の紙とペンの重要性
考えるという行為においては、スマホやPCなど、デジタル上で実施するよりも手を動かしながら紙に書き込んだ方が良いと言えるのではないでしょうか。
紙に書くことで、以下の2つのメリットが得られると思っています。
- 思考を深めることができる。
- 無意識に、意識するようになる。
1.思考を深める。
仕事をしていると、一筋縄ではいかないことがよくありますよね。
タスクを振られた時、どのように進めていこうと考えるでしょうし、資料を作って欲しいと言われれば、どのような構成にするかを考えると思います。
そのときに、いきなりタスクにとりかかるのではなく、紙に書くことで、見えてくることはたくさんあります。
この進め方のほうが効率的だということに気づけたり、資料であれば、紙の上に構成や挿入するグラフなど書き込んで、プロトタイプを作ることもできます。
紙に書くことで、頭の中だけで考えていたのでは思いつかないことが思いついたり、気づけたりするのです。
効率性を追求することができるとともに、問題解決の糸口が見つけやすくなるというわけです。
新人のころの上司に、タスクに取り掛かる前に、タスクを細分化して、どの順番でやるのか明確にしなさい、とよく言われていました。
そして、資料を作る際にも、まずプロトタイプを作ってから、細部を作り込むようにしなさい、と言われていました。
その頃の上司の教えが、今の働き方に大きな影響を与えているのは間違いありません。
また、このブログを書く際も、紙の上で内容をある程度カタチにしてからの方が、内容のまとまりも良くなりますし、かかる時間が短くなることが多いです。
皆さんもぜひ、紙に書いて考えるという「ヒトテマ」をかけてみてください。
紙に書くという「ヒトテマ」があるからこそ、逆に仕事を効率的に進められ、難しい課題の解決につながるのです。
これは、紙に書くことによって得られる大きなメリットではないでしょうか。
2.無意識に、意識するようになる。
叶えたい目標や解決したい課題などは、すぐに何かできなくても紙に書いておくと良いでしょう。
というのも、日常生活のふとしたときに、これは目標達成に通じる、課題解決につながるなというヒントを得ることができるようになるからです。
お笑い芸人で、最近はソロキャンプで注目を浴びており、YouTube登録者数100万人超えとなったヒロシさんは、目標を紙に書くことで、「アンテナが立つ」と表現していらっしゃいます。
ヒロシさんがソロキャンプなど、好きなことを仕事にできているのは、20年以上に渡って、やりたいこと、なりたい自分を、大なり小なり、全てノートに書いていたおかげだと言っています。
書いた後すぐに実現するというわけではないようですが、10年前に書いたものはほぼ全て実現しているそうです。
それはやはり、書くことで「アンテナが立ち」、行動に移せたからなのではないでしょうか。
デジタル化時代に大切なアナログなものは、紙に書くということだけではないでしょう。
何か大切なお知らせをするときは、メールを送るより、手紙を送った方が良いかもしれません。
デジタル化が進んだ今だからこそ、デジタルのメリットを享受しつつも、アナログのメリットをしっかり認識して、両者をうまく使い分けることが非常に大切だと思っています。
—最後に—
今回は、デジタル化時代のアナログ活用術ということで、紙に書くことの大切さについて、お伝えしてきました。
私は、本を読むことが多いですが、その際にkindleなどは利用するのではなく、紙の本を買って、ページを折ったり、線を引いたり、思ったことを書き込むのが好きです。
また、物理的な本を買うことで、家にある本の山が少しずつ大きくなっていきます。
その山を見るたびに、これだけの本を読んだのだから、だいぶ頭が良くなったに違いない、というポジティブな勘違いをして、楽しんだりしています。
加えて、あとは本の装丁がそれぞれなので、それがアートのようになっていて、見た目にも楽しいです。
色も様々、フォントも様々、写真も様々で、歴史上の偉人がこちらを見つめてきたりします。
Kindleやスマホだとこういう楽しみ方はできないですよね。
※ちなみにですが、私の本の読み方は、以下記事でまとめているので是非読んでみて下さい。
世の中では、一定期間スマホやPCなどのデバイスとの距離を置いて、ストレスを軽減する「デジタルデトックス」という言葉もあるように、デジタルがあなたにとっての大きな負荷やストレスになっている可能性もあります。
メリットも多いデジタルですが、その分スマホばかりいじってしまったり、休日に上司からのメールを対応しなければならないといったように、デメリットもあることは間違いありません。
デジタルとアナログの使い分けを少し意識するようにしてみてください。
同じ道具でも使い方次第であり、同じことをやるのでも、道具次第です。
それでは、最後にマズローの言葉を紹介して終わりとします。
To the man who only has a hammer, everything he encounters begins to look like a nail.
自分の持っている道具がカナヅチしかないと、すべての問題がクギに見えてしまうものである。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
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