【祝創業50周年】実はあまり知られていない?みんな大好きスターバックスの歴史

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

皆さん、おそらく一度はスターバックスに行ったことがあるのではないでしょうか。

スターバックスに行くと、何か良い気分になりますよね。

雰囲気の良い店内に、美味しいコーヒー、そして、笑顔で挨拶をしてくれる店員さん。

しかし、スターバックスの歴史について知っているという方は、とても少ないのではないでしょうか。

実は、来年の2021年で創業50年を迎えます。

ということで今回は、

【祝創業50周年】実はあまり知られていない?みんな大好きスターバックスの歴史

という内容をお伝えします。

スターバックスにはあまり行かないという方も常連の方も、スターバックスについての理解が深まって、きっと行きたい気持ちが強くなるはず。

それでは早速、スターバックスの50年の歴史を確認していきましょう。

スターバックスの歴史

スターバックス1号店(出典:junglecity.com)

1971年

ワシントン州シアトルのパイク・プレイス・マーケットにスターバックス コーヒー1号店がオープン。

立ち上げたのは、英語教師のジェリー・ボールドウィン、作家のゴードン・バウカー、歴史教師のゼブ・シーグルの3人でした。

いずれも飲食業界とは無縁の人物ですが、アメリカのコーヒーチェーン『ピーツ・コーヒー&ティー』の創設者であるアルフレッド・ピートが、コーヒーの焙煎を3人に教えたことが、ビジネスのはじまりだったようです。

当時のスターバックスは、コーヒー豆を焙煎し、販売する業者であり、カフェをやっているわけではありませんでした。

1982年

ハワード・シュルツ氏(前CEO)が、小売・マーケティング部門の役員としてスターバックス コーヒーに入社。

スターバックス コーヒー社は、この年からシアトルで有名なレストランやエスプレッソバーに、コーヒーを提供することを開始しました。

1984年

シュルツ氏はスターバックス コーヒーの創業者を説得し、シアトルの繁華街に当時新しくできた店舗(4番街とスプリング通りの角)でコーヒーバーのコンセプトを試験的に実施し、大成功を収めました。この成功が、翌年、シュルツ氏が設立する会社の起源となったのです。

1985年

シュルツ氏がコーヒーチェーン イル・ジョルナーレ社を設立。スターバックス コーヒーの豆を使ったコーヒーとエスプレッソドリンクを販売していました。

1987年

イル・ジョルナーレ社が地元の投資家たちの支援を受け、スターバックス コーヒー社の資産を買収。社名をスターバックス社としました。

1996年

カナダ、アメリカでの店舗数が1,000店を超える。

ユナイテッド航空がスターバックス コーヒーの機内サービスをスタートしたのも、この年でした。

2005年

世界での店舗数が10,000店を超える。

スターバックスの日本での歴史

スターバックス日本1号店(出典:本店の旅)

1995年

10月に、スターバックス コーヒー インターナショナル社(米国スターバックス社の国際事業部門を担う子会社)と日本の小売・飲食店業の株式会社サザビー(現:株式会社サザビーリーグ)が、日本における店舗展開を目的とする合弁事業で提携を結び、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社を設立。

1996年

8月に、東京・銀座に第1号店「銀座松屋通り店」をオープンする。スターバックス コーヒーの店舗としては、北米以外の新市場における初の店舗となる。

今や世界中に店舗があるスターバックスですが、世界進出の第一歩は、我が国日本だったのです。

スターバックスという名前の由来

皆さんは、なぜスターバックスという名前かご存知ですか。

スターバックスという名前は、シアトルの近くにある「スターボ(Starbo)」という採掘場の地名と、ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』に出てくるコーヒー好きの航海士「スターバック(Starbuck)」が由来だったのです。

スターバックスのロゴの由来

誰しもが知っているグリーンのスターバックスのロゴですが、そのロゴは、ギリシャ神話に出てくる「セイレーン」がモチーフです。

「セイレーン」は二つの尾をもつ人魚であり、乗りを魅了して溺れさせる海の怪物です。

太平洋の南には、多くの船員が「セイレーン」によって殺されたという逸話の残る「スターバックス」という島があります。

この話を聞くと少し怖い気もしますが、人びとを魅了するという意味で、「セイレーン」をロゴに使っているようです。

スターバックスのロゴの歴史

スターバックスのロゴは創業当初から3回変わっているのをご存知でしたか?

4つのロゴをそれぞれ確認していきましょう。

1971年

初代のロゴにはコーヒーの色である茶色が採用されています。

人魚のロゴだけではビジネスの内容が伝わらないため、下半分には「COFFEE TEA SPICE(コーヒー 紅茶 スパイス)」という表記がありました。

1987年

前CEOのハワード・シュルツ氏がスターバックス コーヒー社を買収したことにより、ロゴはよりユニバーサルで、大衆を意識したものに変更されました。

1992年

三代目のロゴでは、「セイレーン」の表示部分が絞られました。尾は残っているものの、下半身が消えています。

2011年

そして、現在のロゴです。

2011年は、スターバックス設立からちょうど40周年。このタイミングで、長年続いてきた外側の円が排除されました。

以前は他のブランドに人魚のモチーフをコピーされないように、文字をつけておく必要がありました。しかし、世界中の人にロゴマークが認識されるようになり、文字で説明する必要がなくなったため、文字部分を排除したのです。

デザインは変わっても、モチーフである「セイレーン」を用いることは創業当初から変わっていません。

このデザインに変わった時、個人的には前のデザインの方が良いと思っていましたが、約10年の時が経過し、今こうして両方のロゴを見比べると、今のロゴの方が洗練されている印象を受けます。

皆さんは、どのロゴがお好きですか?

スターバックスの今

創業から約50年の時が経ち、前CEOであるハワード・シュルツ氏のもと、スターバックスは世界で有数の大企業へと成長していきました。

  • 世界の店舗数(2020年9月末現在):32,660
  • 日本の店舗数(2020年9月末現在):1,601
  • 総売り上げ(2020年度):235億USドル(約2兆5000億円)
  • 時価総額(2020年12月24日現在):約1200億USドル(約12兆円)

スターバックスの時価総額は、日本で考えると、トヨタ、ソフトバンク、キーエンスの次にランクインし、時価総額ランキング4位のソニーを上回る時価総額です。

アメリカでは86番目の時価総額であり、飲食業界では、コカ・コーラ、ペプシコ、マクドナルドに次ぐ4位にランクインしています。

—最後に—

今回は、スターバックスの歴史についてお伝えしてきました。

スターバックスの歴史を知ると、改めて親しみが持てて、スターバックスに行きたいなという気持ちになった方も多いのではないでしょうか。

そして、来年2021年はスターバックス創業50周年です。

コロナの状況次第だとは思いますが、様々なイベントや新商品が登場することは間違い無いと思われます。

また、スターバックスのロゴが変わるということもあるかもしれません。

これだけ世界中に店舗を拡大しても、ブランド価値が高く、ワクワクする顧客体験を提供してくれる企業は、唯一無二と言っても過言では無いと思います。

まだまだ、これからが楽しみな会社です。

それでは、最後にスターバックス前CEOのハワード・シュルツ氏の言葉を紹介して終わりとします。

We’re not in the business of filling bellies. We’re in the business of filling souls.

私たちは空腹を満たす仕事をしているのではない。魂を満たす仕事をしているのだ。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

◼︎参考

・Wikipedia

・STARBUCKSホームページ

沿革(2000年度以前)|スターバックス コーヒー ジャパン
スターバックス コーヒー ジャパンの2000年度以前の沿革をご紹介します。

・世界のコーヒー情報サイト コフィア

米スターバックス 2020年度本決算発表!コロナ禍でも黒字 1000億円利益 - コフィア<世界中のコーヒー情報・口コミサイト>
米スターバックスは2020年度通期の決算を発表した。全世界での売上は前年比で11%減に留まり、235億USドル、日本円にして約2兆5000億円となった。純利益は前年比74%マイナスの9億2800万米ドルで、日本円で約1000億円を残した

・STARBUCKS STORIES&NEWS

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・Workship MAGAZINE

スターバックスのロゴの歴史。”海の怪物”モチーフに、いまでは文字すら要らなくなった - Workship MAGAZINE(ワークシップマガジン)
コーヒーは世界のエンジンともいえる存在です。いまこの瞬間も、世界のどこかで誰かがコーヒーを飲み、一日をはじめています。 そんなコーヒーブームの代表ともいえるのが、スターバックスです。 スターバックスのロゴマークが「人魚」

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