社長、チームリーダー、部下を持つ上司やサークル/部活の代表/キャプテンの中には、
「上手くチームをまとめることができないな、、」
「チームメンバに信頼されていない気がするな、、」
「どうやったらチームを成功に導けるだろう、、」
「あらたにリーダーになることに決まったが、どうやってメンバをまとめていけばいいだろう、、」
などなどの悩みを抱えている方も多いと思います。
そんな皆さんに今日はサーバント・リーダーシップについてお伝えしようと思います。
(※記事内容は日本サーバント・リーダーシップ協会理事長執筆の記事を参考にしております。)
サーバント・リーダーシップは米空軍、米国サウスウエスト航空、資生堂、DeNAなどで導入されています。
よくある支配的で高圧的なリーダーには誰もついていかないですし、チームの成功も遠ざかるばかりなので、お気を付け下さい。
サーバント・リーダーとなり、
「メンバが生き生きとしているし、みんな仕事がとても早くなった!」
「雰囲気がとてもよくなった!」
「難しいプロジェクトだったが、みんなのおかげで無事成功を収めることができた!」
といえるリーダーになり、リーダー陣からも一目置かれる存在になりましょう。
そうなれば昇進も昇給も余裕です。
まとめ
様々なリーダーシップ論の中でサーバント・リーダーシップが最強である。
サーバント・リーダーシップとは、ロバート・グリーンリーフ(1904~1990)が1970年に提唱したもので、
「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学である。
サーバント・リーダーは、奉仕や支援を通じて、周囲から信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況を作り出す。
詳細
サーバント・リーダーシップとは?
この後色々と書いてあると思いますが、この画像が全てです。
この後読まなくてもいいので、この画像だけは目に焼き付けてください。そして明日から心がけてください。今日いいたいことは本当にこれだけです。
リーダーが一番上にいてはダメなんです。リーダーが一番下でチームメンバを支えなければならないのです。そういう意識をもってください。支配型リーダーシップをとっている人は今すぐやめてください。
それではもう少し、詳細を確認してみましょう。
サーバント・リーダーシップの10の特性
上述の画像を意識できれば、言われなくても当たり前の内容です。
強いてこの中で一番大切なのはどれかと言われれば1番目の「傾聴」です。
【1】傾聴
相手が望んでいることを聞き出すために、まずは話をしっかり聞き、どうすれば役に立てるか考える。また、自分の心の声に対しても耳を傾ける。
【2】共感
相手の立場に立って相手の気持ちを理解する。人は不完全であるという前提に立ち、相手をどんなときも受け入れる。
【3】癒やし
相手の心を無傷の状態にして、本来の力を取り戻させる。組織や集団においては、欠けている力を補い合えるようにする。
【4】気付き
ものごとをありのままに見ることによって、気付きを得ることができる。相手に気付きを与えることもできる。
【5】納得
相手のコンセンサスを得ながら納得を促すことができる。権限に頼らず、服従を強要しない。
【6】概念化
大きな夢やビジョナリーなコンセプトを持ち、それを相手に伝えることができる。
【7】先見力
現在の出来事を過去の出来事と照らし合わせ、そこから将来の出来事を予想できる。
【8】執事役
自分が利益を得ることよりも、相手に利益を与えることに喜びを感じる。一歩引くことを心得ている。
【9】人々の成長への関与
仲間の成長を促すことに深くコミットしている。一人ひとりが秘めている力や価値に気付いている。
【10】コミュニティづくり
愛情と癒やしで満ちていて、人々が大きく成長できるコミュニティをつくり出す。
筆者コメント
どうだったでしょうか?
なるほどと思った方や反省点が多いなという方もいらっしゃったかと思います。
大丈夫です。明日からいや今日からサーバント・リーダーシップを意識すればいいだけです。
ここで知ることが出来て良かったと思いましょう。
部下の立場としての意見を述べると、こんなリーダー(サーバント・リーダー)の下で一生働きたいと思います。業務内容がいくらつまらなくても、残業時間が長くても、この人のためにがんばろうと思っちゃいます。
今、リーダーの方は一回部下の立場になって想像してみてください。
どんな上司がいいですか?
あなたは今想像した理想の上司像の通りになれていますか?
正反対の方向に行ってませんか?
自問自答してみてください。
結局のところ、サーバント・リーダーシップをもった人は人間的にとても魅力的に見えると思うのです。逆を言うと人間的に魅了のある人、部下から慕われている人というのは無意識のうちにサーバント・リーダーシップを発揮しているのだと思います。これこそまさにサーバント・リーダーなのです。
なので、今リーダー的立場にない人にも知っていてほしいのです。リーダーには人間力が必要であり、その人間力はすぐに良くすることは出来ないからです。けれど、今はじめれば将来リーダーになったとき、メンバから慕われ、上司からも一目置かれ、昇進・昇給を手に入れることができるのです。これはまさに私に言い聞かせていることであります。
今回多くは語りませんが、私は学生時代に200名超の団体をまとめていた経験があります。その際、本当に色々な障壁や問題に立ち向かいました。意見が対立することも多々ありましたし(200人いると意見が一致することの方が稀)、時間が足りないこともありました。外部団体と共にすることもあり、彼らと色々と調整する必要もありました。そんなときにリーダーとして駆け抜けていけたのはサーバント・リーダーシップを実行していけたからだと思います。もちろんそんな言葉を当時は知りませんでしたが、色々と工夫して辿り着いたのは今回紹介したサーバント・リーダーシップと呼ばれるものに近かったと思います。
私のリーダー経験などどうでも良いことですが、その時サーバント・リーダーシップの有用性を身をもって体感しました。なので皆さんにも知ってほしいという思いが強いです。
生意気ですが、私が見た限り優れているリーダー/上司は本当に少ないです。もはや目も当てられないような人ばかりです。自分のことしか考えていない。(人間なので自分第一なのはしょうがないですが、メンバのこともちゃんと考えましょう。)
そんな人の元で働いたり活動するのは本当に不幸です。メンバたちがかわいそうです。そして、慕われていないリーダー/上司たちもかわいそうです。お互い楽しくない。
人間同士のことなので、合う・合わないもありますし、どうにもならない部分もあると思います。けれど、今回のサーバントリーダーシップのことを知ることで、解決できる部分もあると思います。
そしてなによりもあなたがどういうリーダーになりたいかです。
「メンバが生き生きとしているし、みんな仕事がとても早くなった!」
「雰囲気がとてもよくなった!」
「難しいプロジェクトだったが、みんなのおかげで無事成功を収めることができた!」
という風になりたいのでしたら、自分を見つめ直してサーバント・リーダーシップを取り入れてみても良いと思います。
サーバント・リーダーシップを身につけて良い人生にしていきましょう!
出典
PRESIDENT Online 『サーバント・リーダー「10の特性」あなたはいくつ該当するか?』
NPO法人 日本サーバント・リーダーシップ協会
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