【まずは小さく行動】貯金ではなく投資すべき理由3つ

『投資と貯金はどっちが良いのか知りたい』

『投資は資産が減るリスクがあるのでは?』

『お金持ちが投資する理由が知りたい』

という風に思っている方多いと思います。

ということで本記事では、

【まずは小さく行動】貯金ではなく投資すべき理由3つ

という内容をお伝えいたします。

本記事を読むことで、お金に関する知識が増え、働いて得たお金をどう扱うべきかを知ることができます。

逆に読まなければ、自分の時間を割いて一生懸命働いて貯めたお金を自ら放棄していることに気付かないまま、この先も働き続けることになります。

それでは、確認していきましょう。

投資すべき理由

早速ですが、投資すべき理由は以下の通りです。

  • 銀行の金利は極めて低い。
  • インフレ率を考えると貯金では資産が減る。
  • 株式投資すれば、配当による複利で資産が大きく増える。

それぞれ、具体的に内容を見ていきましょう。

■ 理由1:銀行の金利は極めて低い。

日本のメガバンクの普通預金の金利は0.001%ほどしかなく、100万円を預けても1年で10円ほどにしかなりません。

また、現金を引き落とす際に、取引手数料として100円~200円/1回ほど取られると思います。

1年で1回でも手数料を取られることがあれば、その時点で多くの人は資産が増えるどころか、減らしていることになるのです。

90年代前半のバブル崩壊とともに日本の高金利時代は終わっており、その頃のように銀行に預ければお金が増えるという時代はだいぶ前に終わっているのです。

■ 理由2:インフレ率を考えると貯金では資産が減る。

インフレ率(物価上昇率)を考慮すると、銀行預金として保有している資産(の価値)が減っているといって過言ではありません。

分かりやすく極端な例を以下に挙げてみます。

・2020年
Aさん:100万円の銀行貯金
物価:すべてのモノが1万円で購入可能
⇒100個のモノを買える。

・2021年
Aさん:100万10円の銀行貯金(金利0.001%で計算)
物価:すべてのモノが2万円で購入可能
⇒50個しかモノが買えない。

銀行貯金の金利0.001%で資産が10円増えたとしても、それ以上に物価が上昇することで買えるものが減ってしまう、つまり価値が減ってしまうことになるのです。

上記は極端な例でしたが、実際に日本の物価上昇率の見通しを確認してみると、やはり毎年1%前後は物価が上昇する見込みであり、その分同じ100万円の価値は下がることになるのです。

2020年:1.30%
2021年:0.66%
2022年:1.20%
2023年:1.26%
2024年:1.28%

※出典:国際通貨基金(2019年10月版)

また、物価が数倍になるようなハイパーインフレが日本で生じた際、日本円を銀行貯金しているのみであった場合、大きく資産価値を減らしてしまうことになるのです。

上記の内容を認識せず、何も考えずに銀行に預金している人はとても多いのではないかと思います。(私も最近までもれなくその1人でした。)

■ 理由3:株式投資すれば、配当による複利で資産が大きく増える。

それでは、貯金以外でどのようにして資産形成をしていけば良いのでしょうか。

誰しもが想像する通りだとは思いますが、株式です。

とは言え、株はもちろんうまくいけば株価が上昇して資産は増えるが、逆に株価が下がれば資産はが減ってしまうリスクがあると多くの方が思うでしょう。

確かにそれは事実です。

しかし、株を買うということはそれだけではありません。

「インカムゲイン」です。

「インカムゲイン」とは、つまり配当金です。

これは、株主に1株あたりいくらかを定期的(年に1回/四半期に1回の会社が多い)に分配するというものです。

もちろん、配当金を出していない会社もあるので、そのような会社の株式を買っても配当金はもらえません。

しかし、配当金を出している会社の株を買えば、毎年定期的にお金がもらえるのです。

会社にもよりますが5%以上の配当金を出している会社もあります。

つまり、100万円分の株式を保有していれば毎年5万円以上もらえるというわけです。

これだけでも銀行貯金より大きく資産を増やすことができますが、もう一つ忘れてはいけないメリットがあります。

それは、複利です。

毎年の配当をさらに株式の購入にあてることで、資産がさらに速いスピードで増えていくのです。

5%の配当がある株式を100万円もっているとした際の200万円(2倍の資産)になるスピードを考えてみましょう。

※株価も配当も一定として考えています。

①毎年の配当を現金で所持したままの場合

保有株式は100万円のままなので、毎年5万円の配当がもらえる。

つまり、

1年後:105万円
2年後:110万円
2年後:115万円
・・・
20年後:200万円

20年後に200万円(当初の2倍)の資産になります。

②毎年の配当をさらに投資した場合

保有株式は毎年5%ずつ増え、それに応じて配当も増える。

つまり、

1年後:105万円
2年後:110.25万円
3年後:115.7625万円
・・・
15年後:約207万円
・・・
20年後:約265万円

①の場合の5年も早い、15年後に200万円(当初の2倍)以上の資産になります。
そして、20年後には約265万円になっており、①の場合と比べて65万円も資産が多いのです。

上記の通り、複利の力はとても大きく、あの投資の神様ウォーレン・バフェット氏も複利の力を利用することで大きな資産を築くことができた、と自ら述べています。

まさに「塵も積もれば山となる」です。

株価が上昇しなくても配当(インカムゲイン)、複利で大きく資産を増やすことができるのです。

■ 資産が倍になるのにかかるおおよその期間を簡単に知る方法

Tipsとして、複利の力を利用することで資産が倍になるのにどれくらいの期間かかるのかを簡単に知ることができる計算式を書いておきます。

資産が倍になるのにかかるおおよその期間 = 72 ÷ 配当率

100万円であれ1億円であれ、

3%の配当のある株式を購入すると、72÷3=約24年後に倍になり、

6%の配当のある株式を購入すると72÷6=約12年後に倍になる

と簡単に知ることができます。

では、結局何からすればよいか?

逆説的ですが、まずは貯金する習慣を身につけましょう。

お金がなければ投資することはできません。

そして投資し続けるには、貯金し続ける必要があります。

以下の記事にて、投資を始める際にまず何をすべきなのかをまとめています。

こちらも併せて確認してみていただければと思います。

—後書き—

どうだったでしょうか?

小さく投資を始めてみてはいかがでしょうか。

いきなり多額を投資しようと思うから、どうしたらよいか分からないし、損することを恐れて結局何もしないままで終わってしまうのだと思います。

小さく始めて継続してみてください。

考えているだけでは何も変わりません。小さくで良いので行動してみると、見える世界が変わっていくことに気づくはずです。

そして、そこから多くを学び、次に生かしてみてください。

最後にサマセット・モーム(イギリスの劇作家・小説家の名言をご紹介して終わりとします。

金だけが人生ではない。が、金が無い人生もまた人生とは言えない。十分な金が無ければ、人生の可能性のうち半分は締め出されてしまう。

投資に関わらずお金に関する知識を増やして、お金に恵まれた良い人生にしていきましょう!

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