いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
仕事をしていると何かと悩みがつきものだと思います。
また、コロナ禍で不安や悩みが増えたという方も多いと思います。
ということで今回は、D・カーネギー氏の著書である「道は開ける」を参考に、不安や悩みを軽減する方法を3ステップに分けて、まとめています。
それでは早速、具体的な方法を確認していきましょう。
ステップ1: 「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。
まず状況を率直に分析して、その不安や悩みが現実になった場合、どんな最悪の事態が起こるのか予測しましょう。
その際に、紙を使って客観的に見つめることが非常に有効です。
考えてみた結果、想定される最悪の事態は命に関わることでしょうか。
あるいは、職を失う事態になってしまうでしょうか。
金銭的に大損をしてしまうのでしょうか。
最悪の事態が起こった場合、どれくらいのレベルの事態に陥ってしまうのか、目を背けることなく考えてみましょう。
ステップ2:やむを得ない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
ステップ1で最悪の事態を想定したら、やむを得ない場合には、その結果に従うという覚悟をしましょう。
その結果に従う覚悟ができると、不思議なことに、それまでの不安や悩みで落ち着かなかった気分が徐々に平穏を取り戻してきます。
ステップ3:落ち着いて、最悪の事態を好転させるよう努力すること。
最悪の事態を想定し、その事態を受け入れる覚悟をしたら、最悪の事態を少しでも好転させるために時間とエネルギーを集中させましょう。
最悪の事態を受け入れる覚悟ができ、心が落ち着きを取り戻した状況になっているため、地に足をつけて集中できるようになっているはずです。
最悪の事態を想定せず、その事態を受け入れる覚悟もしない場合、いつまでも悩むことに時間を費やし、状況は何も改善されないままとなってしまうのです。
中国の思想家である林語堂も著書『生活の発見』の中で以下のように述べています。
真の心の平和は、最悪の事柄をそのまま受け入れることによって得られる。心理学的に考えれば、エネルギーを解放することになるからであろう。
最悪の事態を受け入れてしまえば、もはや失うものはなくなり、どう転んでも儲けものになるのです。
最悪の事態がたとえ死であったとしても、致し方ないことなのです。死ぬかもしれないことを受け入れ、残されている時間で最大限に生きている喜びを味わうことによって、最悪の状態を好転させるしかないのです。
まとめ
最後に、悩みや不安を軽減して状況を改善する方法を改めて確認してみましょう。
ステップ2:やむを得ない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
ステップ3:落ち着いて、最悪の事態を好転させるよう努力すること。
悩みや不安の最大のデメリットは、私たちの集中力を奪ってしまうこと、つまり時間を奪ってしまうことです。
ひとたび悩み始めると、気持ちが動揺して精神が不安定になり、決断力も失われてしまいます。
しかし、上記の3つのステップに従うことで、悩みや不安という「妄想」は消え去り、問題解決に全力で集中できるような状況に自分自身を置くことができるようになるのです。
悩みや不安に直面したら、逃げるのではなく、正面から向き合ってみてください。
逃げると、悩みや不安は追いかけてきますが、正面から向き合うことで、悩みや不安は尻尾を巻いて逃げていくのです。
–最後に-–
今回は、悩みや不安を軽減する方法についてまとめてみました。
悩みや不安がない人などいないはずです。
ただ、悩みや不安の対処が上手い人と下手な人がいるのは事実だと思います。
私もどちらかというネガティブな方向に物事を考えてしまいがちですが、この方法を取り入れてからは、メンタルの切り替えが以前に比べて早く、そしてうまくなったと感じています。
そして、この方法の肝心なポイントは、ステップ3にあるように、改善のための行動を起こすということだと思います。
不安だろうが、悩みがあろうが、ポジティブな気持ちだろうが、プラスマイナスゼロだろうが、行動を起こせるか、が全てだと思います。
メンタルの扱い方を少しずつ改善して、行動につなげていきましょう。
私もどんどん行動を起こせる人間になりたいと思っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
【参考】
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