まとめ
食こそが栄養の基盤であり、栄養知識を身につけて実践することが「健康」という「資産」を作り上げる「投資」になる。
「健康」のみならず「お金」も作り上げてくれる。
投資という意識を持って、食事すべきである。
詳細
「投資」という言葉の意味
広辞苑によると、以下の4つの意味がある。
- 利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。
- 比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。「息子に―する」
- 元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること。「―家」
- 経済学で、一定期間における実物資本の増加分。資本形成。
「食は投資である」とは?
ざっくりと「投資」とは、利益享受を目的にお金を使用することを指す。
では、「食は投資である」とはどういうことか?どんな利益が得られるというのだろうか?
それは①健康と②お金の二つである。
①健康については誰しもが分かることだろう。ちゃんと栄養を考えたバランスの良い食生活は、人々に健康をもたらす一方で、バランスの悪い食事は体調を崩すし、生活習慣病をもたらす。言われなくてもわかるだろう。
では、②お金が得られるというのはどういうことか?食がお金を生み出すとは?
食が生み出すお金の源泉は大きく分けて2つある。
まず第一は、医療費の節約である。
食をおろそかにすることで、生活習慣病になったことを想定してみる。
生活習慣病は1カ月の医療費が高額になることはないが、20年、30年と一生付き合う場合がある。長期の通院、服薬の手間も考慮すると、がんよりも高額化する可能性すらある。通院時の交通費も多額となる。
例として、糖尿病の治療費は以下の通りである。
病状が安定していれば、受診は3カ月に1度で済み、1回の診療費は8000円ほどで、年間3万2000円程度。インスリンを効きやすくする薬やインスリン分泌を促す薬代、調剤費を合わせると、1年間で約17万8000円。この自己負担分は約5万3400円。長期間にわたれば100万円は優に超える額になる。(※出典2)
やはり、医療費は大きな出費となる。食生活に気をつけることで、この出費を抑えるべきだ。
ちなみに、米国では医療経済学として、予防医療に100の投資をすれば、300の医療費を節約できると言われている。
続いて第二は、所得の増加である。
日々健康でハイパフォーマンスを実現し、仕事も精力的に取り組めるので、昇進/ボーナス等で給料があがる可能性がある。(確かに、昇進/ボーナスはその他要因が大きいが、不健康では昇進/ボーナスの可能性は大きく減少する。)
さらに高齢になってからも健康に働くことができれば、それも所得の増加となる。
上記の通り、食に気を付けることで健康かつ裕福になれるのだから、一石二鳥の何物でもない。
筆者コメント
やはり人生は、何事も「投資」ですね。人生=投資といっても過言ではないかもしれません。
どのように、どれだけ時間・お金・食etcを「投資」できるかが人生の質を決めると言っていいと思います。
時間もお金も食事も、ただ使う/ただ払う/ただ食べるではダメなのです。それは無駄にしていることと同意です。いづれにおいても「投資」して、将来の利益につなげていきましょう。
各ジャンルにおいて、どのように「投資」すれば良いかは本ブログでどんどん紹介していきますので、是非ご覧ください。
※↓こちら具体的方法を紹介している記事です。
どれだけ投資するかはあなた次第です。私にはどうしてあげることもできません。確かに、四六時中、「投資」の意識でいることは不可能かもしれません。しかし、「投資」の量が多ければ多いほど、より裕福で幸せで充実した人生になるという好循環を生み出すことができるのです。
私は、毎日「投資」をしていて楽しいです。こうなったら勝ちかもしれないですね。皆さんもどんどん「投資」していきましょう!
出典
1.「食べる投資 ~ハーバードが教える世界最高の食事術~」 満尾 正 著
2.「罹患して知る自己負担の高いがん安いがん」 livedoor NEWS