いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんの中には、
『時間がいくらあっても足りない』
『心にゆとりが欲しい』
『時間に追われる日々で疲れてしまった』
こんな風に思っている方、いらっしゃると思います。
年齢を重ねれば重ねるほど、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年はあっという間に過ぎていってしまうように感じますよね。
仕事や家事などやるべきことはしっかりやりつつも、カフェに行ったり旅行に行ったりと、ゆとりある時間も過ごせたら最高の人生になるはず。
ということで今回は、
【やらないことリスト】やらないことを決めれば生きやすく、かつ人生が充実します。(NotToDoリストの作り方)
という内容をお伝えします。
今回の内容は、十数名の社員で数百万人のクライアントを抱えるソフトウェア会社「37シグナルズ(現:ベースキャンプ)」の共同経営者であるジェイソン・フリード氏とデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏の著書『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則』を参考にしています。
時間は、全員に平等に与えられた貴重な資産。
人は誰しも、いつかは死ぬものです。
その限りある時間を無駄にしたいと思う人は一人もいないはずです。
死ぬときの後悔を減らすためにも、やること以上にやらないことを決める必要があるのです。
それでは早速、仕事の時間もプライベートの時間も有意義にしてくれる、やらないことリストの作り方を確認していきましょう。
やらないことリストを作るメリット
やらないことリストの作り方を確認する前に、そのメリットを確認しておきましょう。
やらないことリストを作るメリットには、以下の3つがあります。
- 本当に集中すべきことに集中できる。
- 無駄がなくなる。
- 時間と心に余裕がうまれる。
明確にやらないことを決めなければ、あれもやった方がいいかなと余計なことを考えてしまいます。
やらないことリストを作ることで、やらなくてよいことに気が散ることがなくなるのです。
やらないことリストを作るということは、当ブログでも何度かご紹介している「パレートの法則」を実現する、あるいはさらにその精度を高めることになります。
※「パレートの法則」について気になるという方は、以下の記事を読んでみていただければと思います。
80:20ではなく、90:10にすることができるのが、やらないことリストを作る大きなメリットです。
そのことによって、時間に余裕が生まれ、心にも余裕がうまれ、自分の好きなことに時間を費やすことができるようになります。
その時間で友達と遊びに行ったり、旅行に行ったり、自分の趣味の時間に使えるようになるのです。
仕事のみならず、プライベートにおいてもやらないことリストを作ることで、さらに大きな効果を享受することができるので、プライベート版のやらないことリストも作ってみてください。
とは言うものの、やらないことリストを作る上で、どのようにしてやらないことを決めていけば良いのか分からない、という方もいらっしゃるかもしれません。
ということで、次のパートでやらないことの決め方を5つご紹介しているので、早速続きを確認していきましょう。
やらないことの決め方5つ
やらないことの決め方は、以下の5つです。
- なぜ行うのかを考える
- どういった問題を解決するのか考える
- 本当に役に立つのか考える
- もっと簡単な方法がないか考える
- 同じ時間で代わりに何ができるのか考える
1.なぜ行うのかを考える
なぜやっているのかはっきりと分からないけれど、何かに取り組んでいるということはないでしょうか?
言われたことをただやっている、みんながやっているから私もやっている、ということはよくあることだと思います。
なぜそれをやっているのか自問してみましょう。
本当に自分のためになるのか。あるいは、他の誰かのためになっているのか。
これらの質問に対して、きちんと答えられないものはやらないことリストに入れてしまいましょう。
2.どういった問題を解決するのか考える
解決しようとしている問題について、再度確認してみましょう。
今やっていること、あるいはこれからやろうとしていることが本当に解決すべき問題を解決できるのか、今一度考えてみるようにしましょう。
解決すべき問題を解決できないのであれば、それはやらないことリストに入れてしまいましょう。
3.本当に役に立つのか考える
あなたがしている事は本当に役に立っているのでしょうか。
製品を改良することで、逆に使い勝手が悪くなった、前の方が良かったと感じる事は皆さんも経験したことがあると思います。
資料であれ、なんらかのサービスであれ、役に立っていなければ、あるいは何らかの価値を付与していなければ、あなたが時間を費やす必要はないのです。
そして、やりすぎも良くない結果をもたらすことがあります。
やるべきことでも、やりすぎないように気をつけましょう。
無意味なこと、逆効果をもたらすこと、やりすぎてしまうことは、やらないことリストに入れることにしましょう。
4.もっと簡単な方法がないか考える
何かに取り組んでいるときはいつでも、もっと簡単な方法はないのかと自問しましょう。
思っているよりも簡単に解決できることはよくあります。
今やっていることがあまり良くない方法なのであれば、それはやらないことリストに入れて、もっと良いやり方でやることにしましょう。
5.同じ時間で代わりに何ができるのか考える
何かをしているという事は、逆を言うと、それ以外の事をしていないということを意味します。
当たり前のことですが、このことをしっかり認識しておく必要があります。
その時間を使って、他のことをすることもできるのです。
今やっていないことを今やらなかったために、実施するタイミングを失い、成し遂げることができなかったということにもなりかねません。
優先度やタイミングを考慮して、今やるべきこと、やらないことを明確にしましょう。
6.具体例
上記の5つの方法をもとに、やらないことリストの例を仕事版とプライベート版で分けて、以下に挙げています。
是非、参考にしてみてください。
・仕事
- 午前中はメールを返信しない。
- 無駄な会議を開かない、参加しない。
- マルチタスクをしない。
- 資料作成に時間をかけすぎない。(資料は必要なものだが、上司が分かればそれで良い。)
・プライベート
- 自分が嫌なことはしない。
- 気が乗らないときは友人からの誘いを断る。
- テレビを1日2時間以上観ない。
- 自分の本心に嘘をつかない。
- 見栄を張った買い物をしない。
やらないことリストは、毎日変わるものです。
今日やらないことでも、明日やるべきこともあるでしょう。もっと良い方法が見つかれば、今までの方法をやらないことリストに入れるということもあるはずです。
1回作ったらそれで終わりではなく、自分にあったものに日々アップデートしていきましょう。
やらないことが明確になれば、日に日に洗練された時間を過ごすことができるようになります。
—最後に—
今回は、やらないことリストの作り方についてお伝えしてきました。
ToDoリストだけでなく、NotToDoリストを作成してみてください。
やらないことリスト含め、時間の使い方を洗練させるということは、人生で一番大切なことではないかと思っています。
ハーバード大学とジュリアード音楽院をともに首席卒業されている廣津留すみれさんの著書を参考にした時間の使い方をまとめた記事もあるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
時間の使い方次第で人生は変わります。
自分で自分の人生の残り時間を使って、後悔のない人生をつくりあげていきましょう。
それでは最後に、ブルース・リー氏の言葉を紹介して終わりとします。
If you love life, don’t waste time, for time is what life is made up of.
人生を大事にしているなら、時間を浪費してはいけない。人生は時間の積み重ねなのだから。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
◼︎参考文献
『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則』ジェイソン・フリード/デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン著
※新版『小さなチーム、大きな仕事―働き方の新スタンダード』も出版されているので、興味がある方は是非読んでみてください。
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