いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
こんな風に思っていませんか?
『毎日仕事でストレスが溜まるな』
『ストレス発散や息抜きをしたいけど、特に趣味もないし、時間もない』
人によって様々だとは思いますが、誰しもが社会人になると多かれ少なかれストレスを感じるものですよね。
ということで今回は、
【スタンフォード大学発】ストレス発散不要?ストレスに対する考え方を見直すだけで幸福かつ健康になれる
という内容をお伝えします。
今回の内容は、スタンフォード大学の心理学者であるケリー・マクゴニガル氏の著書である『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』を参考にしています。
それでは早速、ストレスとどう向き合っていけば良いのか、確認していきましょう。
今のあなたのストレスマインドセットは?
まず、今のご自身のストレスに対する考え方を明確にしていきましょう。
以下の2つのうち、どちらの考え方に当てはまっているでしょうか。
- ストレスは健康に悪いから、なるべく避けたり減らしたりして管理する必要がある。
- ストレスは役に立つから、なるべく受け入れて利用し、うまく付き合っていく必要がある。
どうでしょうか。
おそらく、ほとんどの方が1番なのではないでしょうか。
ストレスってネガティブで嫌なものだし、できることなら味わいたくないですよね。
しかし、実は2番のような考え方をする方が良いと、マクゴニガル氏は述べています。
もう少し具体的には、以下のようなマインドセットを持つようにしましょう。
- ストレスがあった方が、パフォーマンスや生産性が向上する。
- ストレスがあった方が、健康や活力の向上に役立つ。
- ストレスがあった方が、学習や成長に役立つ。
- ストレスには良い効果があるため、利用すべきだ。
それでは、なぜこのようなマインドセットを持った方が良いのか、次のパートで確認していきましょう。
ストレスマインドセットが変われば、行動が変わる。
マインドセットは、行動に大きな影響を与えます。
ストレスをネガティブにとらえ、ストレスは害になると考えている人の多くは、以下のような行動をとっています。
- ストレスに向き合おうとせず、ストレスの原因についてなるべく考えないようにする。
- ストレスの原因に対処しようとせず、ストレスを紛らわそうとする。
- ストレスを紛らわすために、酒などに逃げたり、依存したりする。
- ストレスの原因となっている人間関係や役割や目標に対して、努力したり、意識を向けたりするのをやめる。
一方で、ストレスは役に立つ点もあると考えている人の多くは、以下のような行動をとります。
- 強いストレスを感じる出来事が起きた事実を受け止め、現実として認識する。
- ストレスの原因に対処する方法をしっかりと考える。
- 情報やサポートやアドバイスを求める。
- ストレスの原因を克服するか、取り除くか、変化を起こすための対策を講じる。
- 困難な状況をなるべくポジティブに考え、成長する機会としてとらえることで、その状況において最善を尽くす。
このようにマインドが変われば、行動が変わるのです。
そして、行動が変われば、必然的に結果も変わってきます。
実際に、ストレスマインドセットを変えることで、もっと健康で幸せになれることが研究で分かっています。
ストレスについてのあなたの考え方次第で、心臓血管の健康状態から、人生に意味を見いだせるかどうかまで、様々なことが左右されるのです。
ストレスを減らそう、避けようとするのではなく、ストレスについての考え方を改めて、ストレスを受け入れるようにしましょう。
ストレス目標を設定する
ストレスをポジティブにとらえることの1つの方法として、”ストレス目標”を立てるというものがあります。
ストレス目標とは、ストレスをポジティブにとらえて、1年の目標を決めるというものです。
具体的には、以下のような手順で実施してみてください。
- この1年でどのように成長したいかを考える。
- その目標達成するために、やりがいがあると同時に難易度の高いプロジェクトを計画する。
- どんなところにストレスを感じそうか、難しいと思われる点はどんなところか、どんなふうに風を感じるか、目標達成するために、自分のどんな強みを伸ばしたいか、といったことを考える。
新年の目標を立てる際に、ストレス目標もあわせて考えてみては、いかがでしょうか。
年の変わり目のみならず、仕事で一段落ついたときや、毎週あるいは毎朝、実施するのもおすすめです。
ストレス目標を立てることによって、ストレスに対する考え方が変わり、徐々にストレスを楽しめるようになるでしょう。
—最後に—
今回は、幸福と健康をもたらすストレスマインドセットについてお伝えしました。
今日からストレスをネガティブなものとして避けるのではなく、役に立つものだとポジティブに考えるようにしましょう。
何か特別なことをする必要はなく、ストレスに対する考え方を変えるだけです。
それだけで、あなたも健康で幸福になれ、目標達成のプロセスを楽しめるようになるのです。
それでは最後に、ハンス・セリエの言葉を紹介して終わりとします。
It’s not stress that kills us, it is our reaction to it.
ストレスが私たちを殺すのではなく、ストレスに対する反応が私たちを殺すのです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
◼︎参考
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