本記事を選んでくださり、ありがとうございます。
早速ですが、
『自分はどちらかと言うと完璧主義だと思う』
『色々なものに手を出すのではなく、特定の分野を極めるべきだと思う』
『極めたいもの、やりたいことが特にない』
こんな風に思っている方多いと思います。
実は、完璧である必要は全くなく、不完璧の方が良かったのです。
ということで本記事では、
【不完璧思考】楽して勝てる!完璧より不完璧を目指すべき理由3つ
という内容をお伝えします。
本記事を読むことで、
- 「不完璧思考」とは?
- 「不完璧思考」であるべき理由3つ
を知ることができ、
実践することで、
完璧であるよりも、不完璧であることで、短い期間でより多くの成果をあげることができるようになります。
「不完璧思考」は、おそらくこの記事以外にはどこにも載っておらず、オリジナルの思考法です。
それでは、「不完璧思考」とは一体何なのか、なぜ完璧より不完璧であるべきなのか、確認していきましょう。
「不完璧思考」とは?
不完璧思考とは、その名の通り、完璧を目指すな、100点を目指すな、という考え方です。
しかし、「不完璧思考」は、それ以上の意味を含みます。
それは、100点を目指さず70点で良いけれど、その70点を複数の分野で作りましょう、ということです。
1つの分野で100点だとしても、2つの分野で70点の人に合計点で勝つことはできないですよね。
つまり「不完璧思考」とは、1つのことを極めようとするのではなく、複数の分野の総合点で考えるようにしましょう、ということなのです。
では、なぜ「不完璧思考」であるべきなのか、次のパートでもう少し掘り下げて考えていきましょう。
「不完璧思考」であるべき理由
「不完璧思考」であるべき理由は大きく分けて、以下の3つです。
- 「パレートの法則」
- 新しいアイデアを生み出せる可能性が大きく高まる。
- 特定の分野で勝負しようとしたときに、その分野の先輩方に勝つことはできない。
それぞれの内容について、以下で確認していきましょう。
■ 「パレートの法則」
「パレートの法則」とは、別名「80:20の法則」と言われているとおり、
2割の行動によって全体の8割の事象を生み出すという経験則のことです。
例えば、
- 仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
- テストで100点を取るための2割の勉強時間で80点をとることができる。
などのことです。
つまり、「パレートの法則」に則って考えると、
1分野に1000日かけて100点をとるより、
1分野に200日間かけて80点をとることを5分野に対して実施したほうが、
同じ労力でも、トータルでは、後者は前者をはるかに上回ることができるのです。
もちろん、あくまで経験則ではありますが、100点を目指すことの難しさは皆さん理解いただけると思いますし、80点であればそんなに頑張らなくても実現可能であることも理解できると思います。
不完璧なものをいくつか作る人、つまり「不完璧思考」の人は、完璧を目指している人を楽に超えることができるのです。
「パレートの法則」についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
■ 新しいアイデアを生み出せる可能性が大きく高まる。
既存のアイデアの組み合わせによって新しいアイデアが作り出される、という話はよく聞くと思います。
「不完璧思考」により、1分野の完璧ではなく複数分野の不完璧を持っていることで、
複数の分野の既存のアイデアを組み合わせて新しいアイデアを生み出す準備が整っている、と言えるのです。
新しいアイデアを生み出すのは、1分野においてのみ造詣が深い人には難しいですが、
「不完璧思考」だからこそ、複数の分野に渡る知識を組み合わせて、新しいアイデアを生み出すことができるのです。
「完璧思考」ではなく「不完璧思考」であるべき理由の2つ目は、新しいアイデアを生み出せる可能性が大きく高まる、という内容でした。
■ 特定の分野で勝負しようとしたときに、その分野の先輩方に勝つことはできない。
当たり前ですが、ある分野において1年の経験がある人と5年の経験がある人では、5年経験している人の方が知識やスキルは多く、
何年の月日が経過してもその溝を埋めることはできません。
4年が経過し5年の経験を積むことができたしても、その時にその先輩は9年の経験を積んでいるのです。
つまり、1つの分野だけでは、その分野の先輩方に勝つことは非常に難しいのです。
しかし、複数の分野で1年の経験があれば、1つの分野で5年の経験がある人に、その分野では勝てなくとも、総合点で勝つことが容易に可能になるのです。
年齢や経験に関係なく成果を出したり、結果を残せるようになるためには、つまり、先輩方に「勝てる」ようになるためには、複数分野の勉強・経験を積む必要があるのです。
—最後に—
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は 「不完璧思考」という考え方について、まとめてみました。
1つの分野を極めようとするのではなく、複数の分野で70点を目指す考え方に変えてみてください。
それだけで、楽に周りとの差を縮めたり、周りとの差をさらに大きくすることができます。
ただ、本当に極めたいことがあるという方は、それを極めてください。
やりたくないことをやる必要は全くありませんし、あえて「不完璧思考」を持つ必要はありません。
やりたいこと・好きなことが特にないという方は、何か特定のものを極めなければならないなどと思わずに、
「不完璧思考」を持って、楽な気持ちで色々な分野の知識や経験を増やしていってください。
「不完璧思考」を持つということは、ジェネラリストを目指すということに非常に近いものがあると思います。
スペシャリストよりジェネラリストを目指してみてはいかがでしょうか。
ハーバード大学もこれからの時代はジェネラリストを目指すべきだと言っています。
それでは最後にトルストイの名言を紹介して終わりとします。
If you look for perfection, you’ll never be content.
もし君が完璧さを求めるのなら、君は決して満足しないだろう。
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