【トップクリエイターに学ぶ人生を楽しむコツ】仕事もプライベートもクリエイティブに生きる。

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

皆さんの中には、

『もっと楽しい人生にしたい』

『公私共にもっと充実したものにしたい』

『クリエイティブな人達の考え方が知りたい』

こんな風に思っている方、いらっしゃると思います。

仕事で新しいアイデアが求められたり、解決すべき問題がたくさんあるという方もいらっしゃるでしょう。日常生活においても、もっと楽しく充実した日々にしたいですよね。

ということで今回は、

【人生を楽しむコツ】トップクリエイターに学ぶ、仕事もプライベートもクリエイティブに生きる方法

という内容をお伝えします。

今回の内容は、株式会社SAMURAI代表で、多摩美術大学の客員教授などを務める佐藤可士和氏の著書『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』を参考にしています。

佐藤可士和氏は、ユニクロ世界戦略のクリエイティブディレクターや、キリンビールのテレビCM、楽天グループのトータルブランディング、NTTドコモのキッズケータイの商品デザインなど、これまでさまざまなプロジェクトを手掛けている日本を代表するアートディレクター/クリエイティブディレクターです。

そんなトップクリエイターが、クリエイターではない私達に教えてくれる、クリエイティブに生きる意味と方法を早速確認していきましょう。

クリエイティブマインドを作る意味

佐藤可士和さんは、独創的な考え方で問題を解決していく力、つまり”クリエイティブシンキング”を身につけることを推奨しています。

“クリエイティブ”という言葉を聞くと、

『自分には無関係だ』

『難しそうだ』

という感情を抱く方も多いと思います。

美大を卒業したような人達やアーティスト、デザイナーといった一部の人達のもので、特別な才能が必要だと思いますよね。

しかし、現状をより良くするために、創意工夫をするというのは、誰しもが日常生活の中でしばしば行なっていることではないでしょうか。

例えば、

  • 時短レシピ
  • 冷蔵庫の中の余り物で1品作る。
  • ジムに入会したが、なかなか行けないのでトレーニングマットだけ購入して家でトレーニングするようにした。

といった具合です。

皆さんも状況に応じて、何かしらの工夫をしたということはあると思います。

“クリエイティブ”という難しそうな言葉が人々を遠ざけているだけで、才能や知識がないとできない訳では全くないのです。

趣味でスポーツや音楽、写真を楽しんでいるという方はたくさんいらっしゃると思います。

それらには、それぞれプロと呼ばれている人達がいますが、だからと言って、敷居が高い、私にはあんなことはできない、と言ってやらないということにはならないですよね。

“クリエイティブシンキング”も同じです。

アーティストやデザイナーでなければクリエイティブな考え方ができないと言うわけでは全くありません。

考え方をシフトして、もっと気楽に日常のあらゆることにクリエイティブな意識を取り入れることを佐藤可士和さんは提案しているのです。

日常生活のみならず、もちろんビジネスシーンにも有効です。

業界や職種に応じて、ありとあらゆる問題解決しなければならないことがあると思います。

そんなときに、クリエイティブな物の考え方ができると、あなたは今まで以上に能力を発揮し、仕事が楽しくなるでしょう。そして、周りからも認められるのではないでしょうか。

“クリエイティブシンキング”は、日常生活でも、ビジネスにおいても大いに役に立ち、人生全体を楽しく充実したものにしてくれるのです。

それでは、一体どうすれば”クリエイティブシンキング”ができるようになるのでしょうか。

難しく考えすぎる必要はなく、まずは、土台となる”クリエイティブマインド”を作ることから始めていけば良いのだと佐藤可士和さんは言います。

意識を変えることから始めるのです。

それでは、どのような意識を持てば良いのか、次のパートで確認していきましょう。

クリエイティブマインドの作り方

“クリエイティブマインド”を作る最も重要な方法は、「疑うことから始める」ということです。

つまり、そもそもこれで本当に良いのか、という疑問を抱くことです。

過去の慣習や”常識”といった前提を疑う気持ちを持たなければ、物事が根本的に変化することはないのです。

思考を始める出発点である前提がそもそも間違っていれば、走り出す方向、問題解決すべきこと、方法も間違ったものになってしまうのです。

ただし、誤解してはならないのは疑うことと否定することは違うということです。

否定してしまうと、変える必要のないものまで変えてしまうという無意味なことをしてしまいかねません。

疑ってはみたものの、やはり正しかったということも当然あり得るのです。

大切なのは、前提を様々な角度、視点から観察し、検証してみるということです。

これが疑うということなのです。

過去を振り返ってみると、歴史上の偉人も前提を疑うことで、多くのことを成し遂げてます。

  • ガリレオ:長年信じられてきた天動説をくつがえし、地動説を主張した。
  • アインシュタイン:時間も空間も変化しないという考え方をくつがえし、時間も空間も伸び縮みするという相対性理論を唱えた。

もちろん、クリエイティブマインドがあれば、彼らのように偉業を成し遂げることができるという単純なものではありません。

しかし、今までの常識を前提としている限りはそのような偉業を成し遂げることはできなかったはずです。

常識を疑うということは、正解ばかりを追い求める学校では習わないことです。

そのため、なかなか経験しないものかもしれません。

しかし、だからこそ、常識を疑うという意識を積極的に持つようにすることで、今までにない新たな世界が広がるのです。

どうしたらいいか分からない、問題解決に行き詰まったときは、そもそもの前提や常識を疑ってみてください。

そこに解決の糸口が落ちていることはよくあることだと佐藤可士和氏は述べています。

プライベートでも仕事でも、色々なことに疑問を持ってみると、だからそうなっているのかと納得できる面白い発見もあれば、こうした方が絶対に良い、というアイデアや気付きが得られるはずです。

自分のなすことを自分で切り拓いていく感覚、なんとなくではなくすべての行動に理由を持ってする、というのは他の誰かと同じ人生を何となく生きているのではなく、まさに自分の人生を生きている、自分の人生を楽しんでいるということではないでしょうか。

その他にも、佐藤可士和さんはクリエイティブマインドを作るための様々な方法を著書の中で提案していらっしゃいます。

気になる方は是非本を手にとってみては、いかがでしょうか。

—最後に—

今回は、クリエイティブに生きる方法、”クリエイティブマインド”の作り方についてお伝えしてきました。

今日から前提や常識を疑う、様々な角度から観察・検証することを始めて、仕事もプライベートも充実したものにしていきましょう。

“クリエイティブ”という素質は、クリエイターだけでなく、今やすべてのビジネスパーソンに必要とされるものになってきています。

以前、ご紹介したTakram代表でロンドン・カレッジ・オブ・アート名誉フェローの田川欣哉氏も”BTC型人材”がこれからの時代に求められると述べています。

“BTC型人材”とは何かについて気になるという方は、以下の記事を確認してみていただければと思います。

創造的思考ができるようになると、人生が豊かなものになります。

自分の人生を自分の手で豊かにすることができる思考・考え方をみなさんも心掛けてみてはいかがでしょうか。

それでは最後に、マヤ・アンジェロウ氏の言葉を紹介して終わりとします。

Life is pure adventure, and the sooner we realize that, the quicker we will be able to treat life as art.

人生は純粋な冒険です。そのことに早く気がついた人ほど、人生を芸術のように扱うことができるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

◼︎参考文献

『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』佐藤可士和著

◼︎参考動画

こちらも非常に興味深い内容になっていますので、是非見てみてください。メインキャスターの内田裕子さんが佐藤可士和さんの魅力をとてもうまく引き出してくれているように感じました。

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