いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
こんな風に思っていませんか?
『良い株の銘柄を見つけたから、早速購入することにしよう』
『良い銘柄を見つけたけど、株価が下落し続けているから買うのをためらっている』
良い銘柄を見つけても購入するタイミングがよく分からず、ボーナスが入ってお金に余裕があるときなどに、なんとなくで買ってしまいますよね。
ということで今回は、
株の買い時はいつ?世界最高の投資家ウォーレン・バフェット氏の購入タイミング4選
という内容をお伝えします。
今回の内容は、メアリー・バフェット氏とデビッド・クラーク氏の著書である『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』を参考にしています。
それでは早速、世界最高の投資家が実践している株を購入するベストなタイミングとは一体いつなのか、確認していきましょう。
良い銘柄を見つけてもすぐ買ってはいけない?
バフェット氏は、買うに値する良い銘柄を見つけても、すぐに購入することはありません。
時が来るのを待っているのです。
当たり前ですが、安い時に買った方が投資収益率は良くなります。
100万円の株が108万円になれば、8%の利益ですが、
90万円の株が108万円になれば、20%の利益です。
言われてみれば当たり前のことですが、このことをしっかり認識した上で株を購入するようにしましょう。
良い銘柄を見つけたら、すぐに購入するのではなく、購入予定リストに入れるにとどめ、適切な時が来たら購入するという戦略が、バフェット氏を億万長者へと押し上げたのです。
それでは、絶好の購入タイミングとは一体いつなのでしょうか。
次のパートで確認していきましょう。
4つの絶好の買い時
株を買う絶好のタイミングとして、以下の4つのケースがあるとバフェット氏は述べています。
- 相場全体の調整や暴落
- 全般的な景気後退
- 個別企業の特殊要因
- 企業の構造変化
1.相場全体の調整や暴落
一番わかりやすいのが、相場全体の水準調整や暴落のケースです。
相場が暴落するとき、ほとんどすべての銘柄の株価が下がります。
その中で、”消費者独占力型企業”の株価は、相場の調整が終われば大きく回復するでしょう。
一方、”コモディティ型企業”の株価は、ピークの水準を二度と回復しないことが多いため、注意が必要となります。
ここで、多くの方が”消費者独占型企業”と”コモディティ型企業”とは一体何だ、と思っていることでしょう。
“消費者独占型企業”と”コモディティ型企業”は、ウォーレン・バフェット氏が購入する株式銘柄を決める上で非常に重要視している企業の分類法です。
詳細は以下の記事でまとめているので、あわせて確認してみてください。
決して難しいものではなく、さらっと読める内容となっています。
消費者独占型企業の株価は通常、相場の調整が終わって1から2年のうちに元の水準に戻ると言われています。
そのため、この回復過程こそ優良銘柄に投資する絶好のチャンスであり、投資収益率を劇的に高くすることが期待できるのです。
2.全般的な景気後退
2つ目のケースは、全般的な景気後退です。
このような局面では、ほとんどの企業の業績が悪化します。
不況が終わるまでには1年から4年とかなりの時間がかかりますが、逆を言えば絶好の投資機会を提供してくれていることになります。
ただし、倒産する企業も出てくるので、株価が非常に割安だからといって安易に手を出すのはやめておきましょう。
保守的な財務政策をとり、不況に入る前に非常に業績の良かった企業を選ぶようにしましょう。
3.個別企業の特殊要因
優良企業も時には愚かな行動をしてしまい、大きな損失を出すことがあります。
こうしたケースでは株価も当然下がることになります。
その際、私たちはその企業が復活を遂げることができるのか、それともそのまま倒産に陥ってしまうのかを判断しなければなりません。
その判断基準となるのが、やはり消費者独占型企業かどうかです。
例えば、コカ・コーラ社がビジネスを続けていく上で一切の影響を受けないことで訴えられ、約30億ドルの支払いを命じられたとしましょう。
このニュースが世の中に知れ渡ると、コカ・コーラ社の株価は暴落するはずです。
しかし、この裁判の結果は、コカ・コーラ社がこれから先もあげ続ける大きな利益には何の影響も与えない、一時的な問題です。
つまり、株価もいずれ以前の水準に戻るのです。
財務力の強い消費者独占型企業の場合、ほとんど確実にこの種の危機を切り抜ける力を持っています。
消費者独占型企業が一時的な問題を起こし、株価が暴落したときは良い買い目だと言えるのです。
4.企業の構造変化
企業に大きな構造変化、つまり合併やリストラ、組織再編などが起こる時、一時的な特別損失が発生し、株価が下落することがしばしばあります。
なかなか見抜くのが難しいかもしれませんが、購入予定銘柄の株が下落した際に、下落理由を調べてみてください。
その結果、企業の構造変化が原因だと分かった場合は絶好の買い目と言って良い、とバフェット氏は述べています。
—最後に—
今回は、株を購入する4つのベストタイミングについてお伝えしました。
今年の上半期に、世界中の株価がコロナの影響で暴落しました。
そして、年末の現在はコロナ前の水準以上となり、日経平均は29年ぶりの2万6,000円台、ダウ平均は過去最高値となっています。
今回の内容の通り、いかにタイミングが重要なのかということがよく分かる一年だったのではないでしょうか。
絶好の購入タイミングとは言えない今、次の株価暴落時に備えて、銘柄をあせらずじっくり吟味する期間にしてみてはいかがでしょうか。
次の株価暴落時に適切なタイミングで適切な銘柄を購入できれば、あなたの資産が大きく増えることは決して夢ではありません。
賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐのです。
それでは最後に、ウォーレン・バフェット氏の言葉を紹介して終わりとします。
Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful.
みんながどん欲な時に恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いている時にどん欲であれ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
◼︎参考
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