いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
前回、以下の記事の通り、マニュアルを作成するメリットについてお伝えしました。
まだ、確認していないという方はまずこちらを確認してみてください。
上記の記事の通り、マニュアル化することを推奨している訳ですが、完全にマニュアル化するのが難しいものも存在します。
そういったタスクや業務は、どうすることもできないのでしょうか。
ということで今回は、
マニュアル化できないものはメソッド化!メソッド化のメリット3つ
という内容をお伝えします。
それでは早速、メソッド化とは一体何であり、どんなメリットがあるのか確認していきましょう。
メソッド化とは
マニュアル化しようと思っても、様々な理由でマニュアル化できないものもあると思います。
例えば、クリエイティブな仕事では、プロジェクトごとにゴールが様々だと思います。
建築家であれば、クライアントが求める家によって様々変わってきますよね。
そういったときにマニュアル化するのは難しくても、フェーズなどに応じて、このときどういった手順でどう考えるか、どう対処するかをある程度まとめることはできると思います。
それがまさにメソッド化なのです。
手順を完全に確立することは難しくても、方法や道筋を確立することがメソッド化です。
デザインシンキングやブレインストーミングなどをご存じの方も多いと思いますが、それらもメソッド化の一種です。
そこまでの代物を作るのはなかなか難しいですが、自分なり、あるいはその組織なりに方法を確立していくことが大切です。
メソッド化のメリット3つ
それではメソッド化のメリットとは一体何なのでしょうか。
メソッド化のメリットとは、以下の3つです。
- マニュアル化・雛型にできないものを体系化できる
- 改善・アップデートできる
- 考え方をシェアできる
それぞれのメリットについて、具体的に内容を確認していきましょう。
1.マニュアル化・雛型にできないものを体系化できる
マニュアル化・雛型化するのが難しい、クリエイティブ、あるいは芸術的な仕事について、方法を確立することができます。
マニュアルや雛型があれば、ほとんど考えることなくタスクや業務を処理できるでしょう。
一方で、メソッドの場合、もちろん自分で考える必要がある部分がありますが、ゴールにたどり着くまでの道筋が明らかになっているのです。あるいは、考え方がある程度明確になっているのです。
2.改善・アップデートできる
マニュアル化する上でのメリットと同様に、一度メソッド化できれば、そのメソッドを改善あるいはアップデートすることができます。
これはメソッドが「見える」化された恩恵です。
よりよいメソッドをどんどん作りだすことができるようになるのです。
3.考え方をシェアできる
メソッドが形になっていれば、いわゆる”センス”という言葉で片付けることなく、誰でもある程度のことをできるようになります。
これは、後進育成にも大いに役立ちます。
感覚的に伝えられても後輩は困ってしまいますよね?
そうではなく、メソッドをある程度形にすることで、誰もが理解し、タスクに取り掛かることができるようになるのです。
—最後に—
今回は、メソッド化のメリットについてお伝えしてきました。
メソッド化はマニュアル化などに比べると、少し難しいかもしれません。
ただ、仕事をする上で頭の片隅に入れておいてもらえると良いのではないかと思い、今回記事にさせていただきました。
マニュアル化・メソッド化で是非デキる人になっていただければと思います。
それでは最後に、ホーキング博士の言葉を紹介して終わりとします。
We should seek the greatest value of our action.
我々は自らの行動の価値を最大化するため努力すべきだ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
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