【新時代の生き方提案】1つの100点ではなく、複数の80点を作るという生き方

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

皆さんはどんな人生を思い描いていますか?

こんな人生にしたい、こんな人間になりたいというのを明確に描いている人もいるでしょう。

一方で、そこまで明確に描けていないという人もいるでしょう。

後者のほうが多いかもしれません。

どちらであれ、そんな皆さんに今回は、大きな生き方の指針を1つご提案しようと思います。

ということで今回は、

【新時代の生き方提案】1つの100点ではなく、複数の80点を作るという生き方

という内容をお伝えします。

それでは早速、「複数の80点を作る」とは何を指しているのか、そしてどんなメリットがあるのかを確認していきましょう。

「複数の80点を作る」ということ

スペシャリストとジェネラリストという言葉は聞いたことがあるかと思います。

スペシャリストとは、その道の専門家。

分かりやすい例は、医師や弁護士、大学教授、建築家、伝統工芸品の職人さんなどでしょうか。

一方、ジェネラリストとは、専門分野を絞っていない、あるいは複数の専門分野を持つ人のことを指します。

例えば、創業社長や起業家などはジェネラリストと言えるのではないでしょうか。

創業社長や起業家は、商品・サービス開発から財務・会計や人事のこと、さらにはマーケティングのことまでといった具合に、幅広くカバーしている人が多いと思います。

「複数の80点を作る」とは、このジェネラリストという言葉の考え方に近いものです。

例えば、ITという1つの分野に絞り、その分野を突き詰めて100点を目指すことはスペシャリスト的な生き方・考え方です。

一方で、ITのみならず、デザインとマーケティングを含めた3分野にまたがって、全分野で100点を目指すことは厳しくとも、各分野で80点をとるということはジェネラリスト的な生き方・考え方です。

何かの分野に絞ってそれを極めるのではなく、やりたいことは何でもやってみる、勉強していくという生き方こそが、「複数の80点を作る」生き方なのです。

「複数の80点を作る」生き方のメリット4つ

現時点で私がスペシャリストかジェネラリストかのどちらかを選べと言われたなら、ジェネラリストになることを選ぶでしょう。

つまり、80点を複数持つ方を選びます。

もちろん、スペシャリスト的な生き方を否定しているわけでは全くありません。

むしろ、極めたいと思えるものがあることはとても羨ましいです。

しかし、今回言いたいのは、スペシャリストを目指すだけが正解ではないということです。

そして、スペシャリストになろうと思えないのに、無理にスペシャリストになろうとしない方が良いのではないかということです。

その理由として、以下の4つが挙げられます。

1.総合点でスペシャリストに勝る

先程の例を用いて、考えてみましょう。

例えば、あなたがITのプロフェッショナルで100点だとします。

一方で、あなたがITとデザインとマーケティングでそれぞれ80点だとします。つまり、総合点では240点です。

ITという分野で絞れば前者の方が”優秀”ですが、総合点で考えると後者の方が”優秀”だと言えますよね。

確かに、あまりにも単純な考え方かもしれません。

スキルなどを点数化することも簡単にはできないでしょう。

ただし、考え方としては間違っていない、むしろ納得できるという方も多いのではないでしょうか。

自分の好きな分野で総合点勝負に持ち込むことができれば、楽しく、かつ決してプロフェッショナルに負けることはないのです。

2.化学反応を起こせる

自分が持つ複数の分野の経験と知識によって、自分の頭の中で、分野を融合した化学反応を起こせるのです。

例えば、ITでの当たり前がマーケティングの分野では斬新で、マーケティングに少し応用するだけで新しいアイデアを創出できたといったこともあるでしょう。

スティーブ・ジョブズのスピーチに「点と点をつなげる」という有名な話がありますが、彼も大学時代にたまたま興味を持って受けていたカリグラフィーの授業が、のちに最初のマッキントッシュを開発しているときに活かすことができたのです。

ジョブズはカリグラフィーの知識を活かして、美しいタイポグラフィを内蔵した世界初のコンピューターを作ったのです。

ジョブズがカリグラフィーを学んでいなければ、今や当たり前のようにたくさんのフォントがあるパソコンは存在していなかったかもしれません。

ジョブズまでとはいかなくても、我々も「点と点を結びつける」ことで新たなアイデアを生み出すことができるはずです。

1つのことを極めただけではなかなか難しいかもしれませんが、複数の分野に対して興味を持っておくことで、容易になるのです。

分野の内容がかけ離れていればかけ離れているほど、面白い化学反応が起こるでしょう。

3.最初から100点を目指したいと思えるものには、なかなか出会えない

10代はもちろん、20代や30代の方でも、これを極めたいというものを持っている人は少ないのではないでしょうか。

そんな中で、なかなか1つの分野に絞ることはできないとともに、1つの分野に絞ってしまうと他の分野における可能性を自ら摘んでしまうことになってしまいます。

とりあえず色々やって、その中で極めたいものがあれば極めればよいのではないでしょうか。

ジェネラリストからスペシャリストになることはいつだってできるのです。

4.スペシャリストになるには時間がかかる上に、競争も熾烈

どんな分野であれ、極めるということは非常に時間がかかります。

その分野自体も発展を遂げていくはずですから、一生かかっても極めるというのは難しいかもしれません。

また、1分野となると競争はより熾烈になります。

自分より経験が豊富な年上の方達にはどうしても追いつけないでしょう。

同世代でも優秀な人はたくさんいるはずです。

そんな時に、80点を複数持つという意識があれば、競争を意識する必要がなくなるのです。

80点の分野の組み合わせは無限大です。

「会計×栄養学×英語」という組み合わせでも良いでしょう。

「数学×トレーニング×インテリアデザイン」でも良いと思います。

上記のような組み合わせで、何ができるかは分かりません。

しかし、他人がしていない組み合わせができれば、あなたは唯一無二の存在となり、第一人者になれるのです。

—最後に—

今回は、80点を複数作るという生き方、そして、その生き方のメリットについてお伝えしてきました。

80点を複数作るという生き方は、これまでの生き方の通説に囚われない、面白い考え方・生き方だと思いませんか?

以下の記事でも記載していますが、これからの時代は、過去に囚われず、自分だけの新しい生き方を個人個人が追い求めることがスタンダードになっていきます。

本記事が、そんなあなただけの充実した人生にする上でのヒントになっていればなと思います。

それでは最後に、スティーブ・ジョブズの言葉を紹介して終わりとします。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

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