無駄遣いを減らしたいなら他人に貢献しようという意外なお話

『貯金が全然できない』

『無駄遣いばかりしてしまう』

『高級ブランド品にお金をたくさん使う』

という方、結構いらっしゃると思います。

20代の6割が貯金0、30~40代の約2割が貯金0と言われています。

ということで本記事では、

無駄遣いを減らしたいなら他人に貢献しよう

という内容をお伝えしていこうと思います。

本記事を読むことで、

無駄遣いを減らす意外な方法

を知ることができ

そして、実践することで、

無駄遣いを減らして、貯金したり、自分が本当に価値があると思うモノやコトに使えるようになります。

逆に、実践しなければ、

貯金も0のままで最悪の場合、破綻してしまいます。

普通の人よりお金を稼いでいるからといって破綻するはずがないと安心してはいけないのです。

年収800万円にもかかわらず、家計が破綻寸前という家庭が少なくないのは事実です。

お金の使い方について、今一度見直してみましょう。

他者に貢献することで無駄遣いを減らすことができる

最初にまとめておきましょう。

1.自分の行動によって誰かを助ける。
 ↓
2.自己効力感や自尊心が高まる。
 ↓
3.無駄遣いをしなくなる。

1から2、つまり、誰かの役に立てたり、助けることができたときには、良いことをしたなと自分に対してポジティブなイメージを持つことができるのは想像しやすいと思います。

ただ、2から3、つまり自己効力感や自尊心が高まると無駄遣いが減る、というのは理解しがたいと思います。

心理学などの様々な研究によって、

自尊心が低い人ほど物質主義の傾向が強く、欠けてしまっている自尊心をモノで埋めようとしてしまう

ことが分かっています。

一方で、

自尊心が高い人は、自尊心をモノで埋める必要はないため、不必要なモノを購入することが減るのです。

また、一時的にであれ自尊心が高まると、物欲から離れ、無駄遣いをしにくくなることも分かっています。

自分の心の状態と物欲は深い関係があるといえるので、自分の心が満たされていないときにモノを買うのはやめておきましょう。

心が落ち着いているとき買い物をすることで、なんでこんなものを買ってしまったんだろうということは少なくなるのです。

それでも、お金を使ってストレス発散したいと思う方もいらっしゃると思います。そんな方には、以下記事でも紹介しましたが、モノよりコトにお金を使うと幸福度も高まるので、おすすめです。

他者に貢献することで得られるその他のメリット

上記内容で終わってもいいのですが、せっかくなので

他者に貢献することで得られるメリットには、無駄遣いを減らせる以外にどんなものがあるか、

確認してみましょう。

1.幸福感が得られる。
2.人脈を得ることができる。

■ 幸福感が得られる。

上述の内容と重複する部分もありますが、

他人のために行動をして、役に立てたと実感できると人は幸せを感じます。

自分を犠牲にしてまでやる必要はなく、自分ができる範囲のことで誰かのために行動できればそれで充分なのです。

もちろん、その自分ができる範囲の中で、自分にしかできないようなことで他人の役に立てるとより嬉しい気分になるでしょう。

そして利他的にすべきなのは行動だけでなく、お金でも同じでした。

オレゴン大学のウィリアム・ハーボー教授の研究によると

自発的であれ、強制的であれ、困っている人のために自分のお金を使うと、脳の喜びを感じる部位が活性化することが分かりました。

自分のために使うよりも誰かのためにお金を使った方が幸福度が高まるという研究結果もあります。

クリスマスプレゼントは、もらった側よりあげた側の方がうれしい気分だったりしますよね。

ビル・ゲイツなどの大富豪が財団を立ち上げて、積極的に慈善活動をしているのは、もちろん世の中のためにやっていることではありますが、

結局は本人が一番幸せを感じるからやっているのであり、究極的には自分のためにやっているのです。

まとめておくと、幸福度という観点では、以下のようにお金を使うのが良いようです。

  • 自分のためにモノを買う < 自分のコト(体験)にお金を使う
  • 自分のためにお金を使う < 他人のためにお金を使う

■ 人脈を得ることができる。

他人のために行動することで、その行動をしたこと自体、その行動の中身、人柄というものが周りに伝わり、自分に対する周りからの見方を変えることができるのです。

例えば、会社の先輩がエクセルが得意な人を探していて、あなたがエクセルが得意で、手伝いを申し出てその人の役に立てたとしましょう。

そうすると、あなたがエクセルが得意だという噂は周りにいた人やその先輩から広がっていき、いつしか色んな人から「エクセル名人」として必要とされる人材になるでしょう。

人脈とは、あなたがどれだけたくさんの人を知っているかではなく、あなたがどれだけたくさんの人に知られているかです。

そして、何かあなたの特徴(得意なことなど)とセットでたくさんの人に知られていることで、とても大きなメリットをあなたにもたらすことがあるのです。

—後書き—

どうだったでしょうか?

無駄遣いを減らすには、他人のために行動しようという意外なお話でした。

上述のとおりですが、他人のために行動することは、良いことがたくさんあります。

自分ができる範囲でやっていきましょう。

そうすることで、何倍にもなって返ってくるのです。

有名な「返報性の原理」というものがありますが、利他的な行動をすることによって、ここまで多くが自分に返ってくるとなれば、

どんな株や不動産よりもリターンが大きく、しかもタダでできてしまう最強の投資と言えるかもしれません。

人間という生き物は、一人でも生きてはいけますが、やはり人と人のつながりで、何倍にも大きな存在になれる生き物のようです。

最後にマザー・テレサの名言をご紹介して終わりとします。

Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words.
Be careful of your words, for your words become your deeds.
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
Be careful of your habits, for your habits become your character.
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

それでは、他人のために行動して、良い人生にしていきましょう!

■ 出典

『「好き」を「お金」に変える心理学』 メンタリストDaiGo著

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