もっと早く知りたかった!目標達成できる人の考え方と方法

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

皆さんの中には、

『目標達成する上で大切な考え方が知りたい』

『そもそも目標設定をどうやれば良いか分からない』

『同じように頑張っているのに、なぜいつも彼だけ目標達成できるのか』

こんな風に思っている方、多いと思います。

目標設定の方法や目標達成の秘訣って1番知りたいことなのに、誰も教えてくれないですよね。

ということで今回は、

もっと早く知りたかった!目標達成できる人の考え方と方法

という内容をお伝えします。

今回の内容はペンシルベニア大学の研究をもとにしています。

目標がないよりはあった方が、そして目標達成できないよりはできた方が、人生楽しいですよね。

今回の内容を読んで理解して実践して、そんな人生にしていきましょう。

それでは早速、目標達成できる人の考え方と目標達成するための方法を確認していきましょう。

才能だけでは達成できない。

まず、目標達成する上での基本となる考え方からです。

表題の通り、才能だけでは目標達成できません。

それでは、何が必要なのでしょうか。

ペンシルベニア大学心理学部教授のアンジェラ・ダックワース氏によると、目標達成の過程は2段階に分けられると述べています。

その2段階とは、

才能 × 努力 = スキル
スキル × 努力 = 達成
※言葉の定義
 才能:努力によってスキルが上達する速さのこと。
 達成:習得したスキルを活用することによって表れる成果のこと。

この2つの方程式の通り、才能はもちろん目標達成に影響を及ぼしますが、努力がどちらの過程にも含まれています。

スキルを身につけるために努力し、そしてそのスキルを持ってさらに努力することで、目標達成が可能となるのです。

「現代アメリカ文学における偉大な語り手」と称されている作家、ジョン・アーヴィング氏は、重度の読字障害(ディスレクシア)でした。

彼は言います。

『僕は今でも文字を指でたどりながら読むんだ。自分で書いた文章でない限り、読むのがとても遅いんだよ』

『何かを本当に上手くなりたいと思ったら、自分の能力以上に背伸びをする必要がある。僕の場合は、人の倍の注意力が必要だと分かった。でも、そのうちわかってきたんだ。同じことを何度も繰り返すうちに、以前はできそうになかったことが、当たり前のようにできるようになる。だがそれは、一朝一夕にはいかない』

彼は、普通の人よりも読み書きの能力が劣っていることを『むしろ強みになった』と述べています。

日々の努力の積み重ねで、アーヴィングは文学の大家となりました。努力と熟練の技によって彼が生み出した物語は、何百万人もの人々を感動させたのです。

目標達成に重要なのは継続的な努力なのです。

2倍の才能があっても2分の1の努力では負けてしまいます。

それでは、続いて目標設定の方法について、次のパートで確認していきましょう。

目標ピラミッド

資産が9兆円以上である世界最高の投資家であるウォーレン・バフェット氏が、お抱えのパイロットに教えてあげたという、「優先順位を決めるための3段階方式」をまずここでご紹介します。

プライベートジェットのパイロットを務めるより、もっと大きな夢があったパイロットに対してバフェット氏は以下の3つのステップを説明しました。

  1. 目標を25個、紙に書き出す。
  2. 自分にとって何が重要かをよく考え、最も重要な5つの目標にマルをつける(5個を超えてはならない)。
  3. マルをつけなかった20個の目標を目に焼きつける。そしてそれらの目標には、今後絶対に関わらないようにする。なぜなら、気が散るからだ。余計なことに時間とエネルギーをとられてしまい、最も重要な目標に集中できなくなってしまう。

5個を絞り込むための補足としては、25個(それ以上でも可)のリストの横に2つの列を足し、「面白さ」と「重要度」でそれぞれ10点満点で点数をつけ、掛け合わせた数値を点数としてみる、というのも1つの方法としてあります。

バフェット氏の方法を実施することで、自分にとって本当に大切な目標が何なのか、明確にすることができるのです。

目標設定はやるべきことを決めると同時に、やらないことをしっかりと決める必要があるのです。

このバフェット氏の方法に加えて、アンジェラ・ダックワース氏は最後にもう1ステップを付け加えたい、と述べています。

その4つ目となるステップとは、

4. これらの目標は、共通の目的にどれくらい貢献するか、と考える。

つまり、バフェット氏の方法で5つに絞り込んだ目標が、さらに高次の「究極的関心」とも呼べる目標を達成する上で役に立つかどうかを考える、ということです。

つまり、以下の図のようなピラミッドを構成しているべきだということです。

ピラミッドを形成する3段階の目標
  1. 最上位:「究極的関心」(アンジェラ・ダックワース氏の4ステップ目)
  2. 中位:5つの目標(ウォーレン・バフェット氏の3ステップ)
  3. 下位

複数のピラミッドがあることでお互いの目標が対立しあっていたり、最上位の目標のないピラミッドは望ましくないのです。

では、ピラミッドの頂点に位置する「究極的関心」をどのように達成していけば良いのでしょうか。

次のパートで確認していきましょう。

下位の目標に固執しない。

「究極的関心」つまり最上位の目標を達成する上での道のりとなる目標はどんどん変えていって良いのです。

つまり、先程のピラミッドの図で言うところの、「下位」の目標を達成することにこだわる必要はありません。

重要な目的(最上位目標)を達成するための手段に過ぎない目標にまで、絶対にやり遂げなければならない、という意志を持って努力し続けることは、あまり大きな意味を持たないのです。

もちろんひたむきな努力は必要ですし、長い時間をかけるべきではありますが、たとえ一生懸命に取り組んできたことでも、中にはやめたほうがいいこともあるのです。

目的地にたどりつくための道のりに固執する必要はないのです。

「下位」の目標がうまく達成できなくても、あまり気にする必要はなく、また別の「下位」の目標を設定し、その目標を達成できれば、それで「上位」の目標達成に近づくことができるのです。

重要度の高い目標はよく考えて納得した上でボールペンで書くのに対し、重要度の低い目標は鉛筆書きにして、必要に応じて修正したり、削除したり、新しい目標設定したりしていく、というイメージなのです。

—最後に—

今回は、目標達成できる人の考え方と目標達成する方法についてお伝えしました。

目標設定する際にピラミッドを作成するというのは、他では聞いたことがなく、とても参考になったのではないでしょうか。

そして、ピラミッドの下位の目標はどんどん変えて良い、という考え方も個人的にはとても腑に落ちる内容だなと思いました。

2020年もそろそろ終わりを迎えようとしており、2021年が始まろうとしています。

新年の目標設定、そして2021年の目標を達成する上での参考にしていただけたらと思います。

2020年はコロナなど色々と大変な年ではありましたが、2021年は繁栄と飛躍の年にしていきましょう。

それでは最後に、リンカーンの言葉を紹介して終わりとします。

Things may come to those who wait, but only the things left by those who hustle.

待っているだけの人達にも何かが降ってくるかもしれないが、それは努力した人達の残り物だけである。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう!

■ 参考

『GRIT やり抜く力』アンジェラ・ダックワース著

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